2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ストレスを減らす努力をする

勉強に関しては、勉めて強いるという字面からもどこか辛く苦しいイメージがつきまといます。 学校や塾に対して、もっと宿題を出して欲しい、もっと厳しくして欲しいという要望を出す保護者は少なくありません。 大人の職場では、ストレスが少ないほうが良い…

自分のためを突き詰めると誰かのためになる

誰かのために何かをしたいという気持ちに対して、そんなものはキレイゴトではないかという意見があります。しかし、自己中心的に考えたとしても、結局は他人のためにすることにたどり着きます。 他人に認められたい 自分の欲望をとことんまで追求していくと…

課題はすでに解決しているものを選ぶ

RUNNING LEANを読んだ時になるほどと思ったことをまとめてみます。 Amazon CAPTCHA スタートアップなど前例の無いビジネスをする時は、課題をどのように設定するかが鍵になります。 少し意外なことですが、課題は「すでに解決されている」*ものの方が良いの…

声に出す言葉だけでなく、頭の中の言葉もキレイに保つ

毎日ブログを書いていてわかったのは、人は想像しているよりはるかに大量の言葉を1日の中で処理しているということです。口に出す言葉だけでなく、思考も一部を除き言葉を使って行われます。 「言霊が宿る」とよくいうように、言葉の影響力はかなり大きいも…

150人に届けばそれでいい

ものすごい額のお金が不正な扱いをされたということで盛り上がっているようです。 そういう話題に触れるたびに思い出すのが、サッチャーの言葉で 金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにはならない というものです。 自分の手の届かないことにフォーカスし…

答えを出すことと勉強は違う

知らないうちに、勉強とは正しい答えを出してマルをもらうことだという固定観念が作られてしまっているようです。 私自身も学校教育を受けてそうだと思っていましたし、塾で教えるようになってからもしばらくはマルをもらうことを最終的なゴールに設定してい…

アイスクリームで幸福感を得られるか

幸福感は相対的なもので、視点によって決まると考えられます。 たとえばアイスクリームは、19世紀にはごく限られた王族や貴族しか食べることができなかったと言われています。冷蔵庫もなく、氷を使った料理はかなり困難だったはずです。しかも口に入れられる…

日本に生まれただけで十分なはず

物質に囲まれて自分が存在するのではなく、物質を含めた世界は自分の認識が作っているのだというもののとらえ方があります。 日本に生まれてきただけで、経済的にも治安の面でも世界の中で上位数%に入るくらいハッピーなはずです。 それでもなお幸福感を感…

それでも成績を上げたければ「覚える」

学習指導要領にあるように「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」を国を挙げて推進していきます。 なぜそのような学びを理想とするかというと、現状は非常に異なっているからだということも言えます。入試もまだ対応しきれていない部分があり、特に高…

塾に通っても何も残らないという恐怖

塾はサービス業です。目に見えるものを扱っているわけではありません。 塾を運営する側としては、形の残らないもので対価を頂戴していることが怖いという心理があります。 だから恐怖から逃れるために安易に数字を残そうとします。数字は少し物質的なものに…

楽しい人にはかなわない

生徒から聞いた話で、目標のために勉強をがんばる人と勉強自体を楽しんでいる人とでは、楽しんでいる人が圧倒的にいい結果を出しているという話題が出ました。 論語の中にも知好楽という言葉があります。 知っているだけの人は、好きな人にはかなわない 好き…

見取りの重要性

生徒が問題を解いたり、テキストを読んでいる間の見取りが重要です。 書いている途中の仕草や表情、式の書き方、答えを書く時の筆運びから、かすかに生徒の思考が読み取れることが多いからです。 わかりやすい例でいうと、答えをすばやくスッと書く時とゆっ…

どこまでが塾講師のエゴなのか

大きな塾で働いていた時、経験豊かな先生が控室でおっしゃっていた言葉に強烈な違和感を覚えた記憶があります。 それは「あのクラスは点数がいいから、やっていて気持ちがいい」というものでした。 当時22歳だった自分は漠然と違和感を覚えただけでしたが、…

教育とは、男の子にピンクのランドセルを選ばせること

教育においての子どもとの距離感を語るうえで重要なたとえ話を考えました。 今はランドセルの色は自分で選べるようになり、様々な個性ある色のランドセルが見られるようになりました。 ある男の子が、ランドセルの色を決めようとしているとします。もし黒の…

情報を声の大きさで判断しない

情報の正しさや解釈をする時に、声の大きさを判断材料にしないという姿勢が必要だと思っています。 強い口調、大きな声で述べられる言葉は印象に残りやすいので、どうしても信用してしまいがちです。しかし、実際に何が正しいかは自分がすべて決めることです…

モノで釣るのは良くないのか

勉強のごほうびとして、モノで釣ることの是非が話題になることがあります。基本的にこういったことには「まぁどちらでもいいんじゃないか」というのが私の姿勢ですが、少し考えてみたいと思います。 ## 物質的なごほうびごほうびを与えることに関しては、報…

甘やかすとは主張しないこと

否定しないということと、甘やかすことは違うと以前書きました。 3kuni.hatenablog.com 子どもへの接し方がわからず甘やかしてしまうことは、自分の主張ができないことが原因ではないかと思っています。 たとえば小学生の生徒などは「〜をちょうだい」とか「…

幸福とは何も感じないこと

幸せの基準を満たしているか満たしていないかではなく、その基準の存在を忘れて意識しない状態が幸福なのではないかと思っています。 三島由紀夫の戯曲、『夜の向日葵』の中にこのような言葉があります。 幸福って、何も感じないことなのよ。 幸福って、もっ…

勉強抜きにしても、行きたくなる塾

テストの成績が上がるから行く塾ではなく、純粋に勉強するための塾にしたいと思っています。 もっと言うと、勉強の必要性に迫られていなくても、ただ単に行きたくなるような塾を目指していきたいと思っています。 小中高の生徒たちは学校と家以外に居場所が…

ネガティブなことも肯定する

自分のありのままを認めること、自己肯定感が何よりも重要だと思っています。 勘違いされがちですが、「何事もポジティブにとらえよう」という思想とは全く違うどころか、真逆の考えであるということです。 世の中ではポジティブに生きることが良いこととす…

クリスマスに欲しいものがない

生徒に話を聞くと、クリスマスに欲しいものは何かと聞かれても何も欲しいものがないということがよくあります。 お小遣いが多すぎて満たされているとか、最近の若者には覇気がないというわけではありません。 物質よりも情報や体験に価値があるという時代を…

良いところ悪いところ

自己肯定感を高めるための、シンプルなワークを塾で実施したい思っています。できるならば一人でやるのではなく他のいろいろな人とも交流できるような形がいいです。 一つの案として、自分の長所短所を紙に書き出していくというのはどうかと考えています。 …

文章を書く目的

文章を書く個人的な目的を再確認したいと思います。 思考の整理になることはもちろんですが、近い将来独自のWebメディアを作って安定的に自分の書いた記事を投稿していきたいというビジョンがあります。 先日webマーケティング系のメルマガでPVは一日100あれ…

ハッキリと外部評価できるからこそ自己評価に集中する

外部評価は決して公平ではないのでさほど重要視する必要はないと思っています。発想を少し変えると、勉強は外部評価がきっちりしているのでそれをうまく活用してより人間らしい生き生きとした勉強ができるのではないかと考えています。 マルバツや点数など、…

目標達成という考え方は若者に通用しない

肌感覚ですが、今の10代20代もしくは時代の流れに敏感な大人には目標を達成するという考え方がフィットしなくなっていると思うことがたびたびあります。 たとえばがんばって年収1000万を目指すという感覚ではなく、週3〜4日働いて年収500万というのが若者の…

対話的な学び

平成29年3月告示の学習指導要領で「対話的な学び」という文言が採用されました。これまでの指導要領ではアクティブラーニングという文言であった部分が書き換えられた形です。 受動的な学びからの脱却 一方的な知識注入をする学習は、今の時代背景にはそぐわ…

「命を大切に」という言葉

役所から「命を大切にしよう」という趣旨の生徒向けイベントのチラシが送られてきましたが、非常に心の距離を感じる、冷たい言葉だと思いました。 まず、命の大切さを「教えよう」というアプローチの仕方が違和感があります。何かを教えることが大人の役目だ…

懲罰制度に意味はあるか

死刑制度反対論者は、死刑には明確な犯罪抑止効果はないと主張します。確かに感覚的にも理解できます。少し調べてみると、死刑によって犯罪率が増えるか減るか、影響がないのかを判定するには情報が不十分だということだそうです。 死刑に限らず、懲罰的なシ…

ふーんの技術

コーチングでも勉強の指導でも、問いかけだけでなく答えに対するリアクションは2つセットで成り立つ重要なものとなります。 何かを質問したり問いかけるまでは工夫していても、その答えに対するリアクションはないがしろにされがちです。 たとえば 「10問中…