2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

教育改革まとめ

何のために勉強するのか? これまではいい会社に就職するため、いい給料をもらうための資格として勉強をしていました。 資格を取ることが目的なので、勉強がつまらなくても役に立たなくても仕方ない、と考えられてきました。 いわば勉強は踏み台でした。 も…

子どもは大人のミニチュアなのか

いま読んでいる本に、赤ちゃんは大人の持っていない能力を持っているという内容が書いてありました。 一般的な常識では子どもは未熟な大人であり、大人という完全体になる途中だと考えるのではなく、ほとんど別の属性の人間と考えることもできるかもしれませ…

苦しいかどうかは問題ではない

仕事に関して、苦しいことをしなくてはならないという意見と、楽しめることをするべきだという意見が入り乱れています。 ここで一つ考えたいのは、苦しいとか楽しいというのはあくまでも自分中心の視点であって、他人の視点が抜け落ちているという点です。 …

入試をノスタルジーの彼方に

教育は30年前の常識から抜け出せないと言われることがあります。30代から50代の保護者が自分の受けた教育が常識だと主張するので、新しい時代の新しい教育を受け入れることができないからです。 苦しみながら勉強して、合格発表で喜んでなどという一連の流れ…

従順であれと言われ、マニュアル人間と言われ

学生時代は忘れ物をせず遅刻をせず、覚えろと言われたことを覚えるのが評価されます。それにもかかわらず社会人になって言われたことだけやっていると自主性がないとかマニュアル人間だと言われます。これでは一体どうやって生きていったらいいのかわからな…

ルールが無いのが一番カッコいい

悪いことが起こったらルールを作る、もしくは悪いことを防ぐためにルールを作るということが日常生活でも当たり前のように行われています。 ルールを作ること自体に違和感を覚えないことも多いと思いますが、実はルールが無い状態の方が近代的でカッコいいこ…

日本人の自己肯定感が低い本当の理由は何か

世界の他の国と比較して、日本の若者の自己肯定感が低いという調査がありますが、そのようになった要因は何なのでしょうか。 国民性とかいう曖昧な表現で濁さずに、どのような理由があるか考えたいと思います。 それに関して思い出すのは、三島由紀夫の『夜…

豊かなうちにいかに生きるかを考える

学歴が高くステータスのある職業についていても、自分自身の生き方に非常に迷いを抱えている人がたくさんいます。 学生は受験を乗り越えることが最大の関心事ではありますが、学生という生活が保証されているうちに生き方を学ぶべきだと考えています。 ギリ…

楽しさと快感がデザインされていない勉強法では続かない

ネットで勉強法を検索することができるようになり、塾や予備校の先生でない一般の保護者の方も勉強の進め方を設計できるようになりました。 一方で最も重要であるにもかかわらず見落とされがちなのは、楽しさや快感を組み込むという点です。ポジティブな感情…

ヘリコプターペアレンツの恐ろしさ

モンスターペアレンツという言葉はかなり浸透して、多くの親が自分はそうならないようにしようと心がけているようです。モンスターペアレンツではなく、耳慣れない言葉かもしれませんがヘリコプターペアレンツというものが最近注目されています。 親がヘリコ…

やはり書くより読む方が難しい

毎日文章を書いて間もなく一年が経ちます。改めて感じることは、書く方がラクで読む方が辛いということです。特に自分の書いた文章を読むというのはなかなか重いタスクです。 はじめは400字書くのは大変でしたが、いつのまにかさほど苦しくなくなりました。…

見ることを先生は評価してもらう

生徒の勉強の評価方法はテストの点数が最もポピュラーなものかもしれませんが、その他にもいくつか評価の種類があっても良いと考えています。 塾の評価もペーパーテストの点数によって決まるという考えが主流ですが、それも固定観念かもしれません。それが本…

批判されていないところは全部ほめられている

批判やクレームがあるとついその一部分だけにフォーカスしてしまいがちですが、見方を変えるとそれ以外の部分は全てほめられていると考えることもできます。 ほめられているというのが言い過ぎだとしても、批判されていないところは少なくとも是認されている…

やりたくないこともやらなくてはいけない、というのは本当か

生きていくためにはやりたいことだけやっていてはダメだ、やりたくないこともやる必要があるという発想があります。 厳しくも正しい態度として広く受け入れられているようですが、視点を変えると失敗を許さない狭量な考えという見方もできるかもしれません。…

勉強は人生の手段なのか

勉強は苦しくつまらないけれども人生の次のステージに進むために必要で、だからこそ無理してがんばるのだという発想には限界が来ていると思っています。 勉強は人生の手段ではなく、勉強そのものを楽しめることや、身に付けた学びの方法で直接ウェルビーイン…

コンプレックスは膨らんだりしぼんだりする

誰にでもコンプレックスはあると言われています。ある人は美しい顔でないことをコンプレックスと考え、またある人は顔だけで判断されることを嫌がりコンプレックスを感じます。何に悩むかは相対的なもので、コントロール可能なものではないかと考えています…

丸付けやテストをゴールにしない

勉強のゴールが単にマルバツをつけることで終わってしまうのはもったいないことです。 たとえばバツだとしたら何が違うのか、今回はマルだったけれども別の場合はどのように考えたらいいのかなど、マルバツの延長線上にもっとたくさんの学びがあるはずですし…

モノのせいにしない

つい目に見えるものに囚われすぎて、自分の内面と向き合うことを忘れがちになることがあります。悪い状況をモノのせいにしたくなる時も、よくよく考えてみると根本的な問題は自分の中にあるということが多々あります。 たとえばスマホやネットが子どもの教育…

ポジティブな感情・感覚は必須

学習において楽しい・快適などのポジティブな感情は、あれば尚よいのではなく、必須なことと考えて工夫していくのが良いと考えています。 言われたとおりにやり、苦しんだ先に成果があるという固定観念がどうしても楽しさや快適さを拒んでしまうことがあるか…

ナチュラルなIQでいい

毎回のテストの点数の高い低いとか、いかにいい学校に入るかに一喜一憂するのに時代が疲れを見せ始めているような気がします。競争、管理などギスギスしたものが嫌になってくる時があるのだと思います。 そのような背景も考えると、発想としては生まれ持った…

なぜ違いを受け入れるのか

漢字は中国の文字を取り入れ、カタカナ語で英語を取り入れたように日本は様々な外の世界を受け入れて発展してきました。違いを受け入れるのは得意なはずです。 いまの世界の流れはいわゆる多様性、違いを認めるという思想が急速に加速しています。 しかし学…

生活に余白を作る

意識して生活に余白を作ることの重要性を感じています。 特に今の中高生の生活の多忙さに、お金や労力をかけてでも楽しさや快適さを与える必要性を感じています。物質的な豊かさと裏腹に、心理的な安全が保たれているかどうかというと少し疑問が残ります。 …

運命を信じて現状を受け入れる

自分は元々こういう人生を歩む運命だった、という風に世の中は自分の努力では変えることのできないストーリーが決まっているという発想があります。 ある意味では、あながち悪いこととも言い切れないのではないかと思っています。運命だったと考えることで自…

やりたいことと売れること

ビジネスをするにあたっては自分がやりたい理想のことと、現実的に生活費を稼ぐために売れることとのバランスで悩むことがあります。 特に起業初期などは売上を確保しなくてはいけないという焦りもあり、売れることに力を入れることが多いと思います。 私は…

成長と目標を捨てる

いま私個人としては成長したいという気持ちはほぼありません。なぜかというと、現状の自分を受け入れることの方が重要だと考えるからです。 成長や目標というよりも、未来や過去を基準に考えることにあまり意味を感じられないというのが正確かもしれません。…

生徒の欲求をどう満たすべきなのか

生徒は親や先生の所有物でもなければ、社会や国の成長のための材料でもありません。大人が管理してやらせているから勉強するのだという発想には少し違和感を覚えます。 大人がやらせなくても、生徒自身の欲求として勉強する動機は存在すると考えています。 …

イートインの塾、テイクアウトの塾

授業時間だけに価値がある塾ではなく、塾の外に出た後にも価値が残る塾でありたいと考えています。 素晴らしい講義、素晴らしい先生は非常にわかりやすいレクチャーで価値のある授業時間を提供してくれます。ついわかったと思いがちですが、実際には自分の力…