苦しいかどうかは問題ではない
仕事に関して、苦しいことをしなくてはならないという意見と、楽しめることをするべきだという意見が入り乱れています。
ここで一つ考えたいのは、苦しいとか楽しいというのはあくまでも自分中心の視点であって、他人の視点が抜け落ちているという点です。
たとえば仕事が嫌で苦しみながらやっている人がいるとします。本人の主観としては苦しいかもしれませんが、雇用主からすると「役に立っている」のではないでしょうか。さすがに何の役にも立たない人に給与を払い続けることは難しいと思います。
苦しいからではなく、他人の役に立っているから仕事をして売り上げや給料がもらえるのです。楽しくても同じで、役に立っているから対価がいただけるのです。
相手にとって役に立っているのならば仕事として成立するということを考えると、苦しいとか楽しいという本人の主観を基準に議論するのは感情論に偏りがちであるとも言えるのではないでしょうか。