2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

義務感からの競争はしない

競争がなければ成長しないという意見や、他人と比較することはよくないという意見など、競争の是非が問われることがあります。 やりたければやればいいしやりたくないならやらなければいいのですが、もっと明確な基準でいうと「なければならない」という義務…

不完全を受け入れること

どんなものにも完成はなく、完全なものとしてとらえずに不完全なものとして受け入れることが大切だと思っています。 欠けたものは記憶に残る 達成したものよりも未達成のものの方が記憶に残るという、いわゆるツァイガルニク効果と呼ばれるものがあります。…

観察学習

答えさえ合っていればいい、空欄さえ埋めればそれでいいという勉強スタイルもちらほら見受けられます。そうした状況も踏まえつつ、いまの勉強に足りないものは「他の人がやることを観察して、真似する」という姿勢だと考えています。 英語においては音読やシ…

少子化対策は本当に必要か

人口が減らないようにするのではなく、人口が今より減ったとしても持続できる仕組みを作ることが重要なのではないかと考えています。 今まで普通だと思っていたやり方は、実は人口が多い時代特有のやり方だったのではないか、ということです。 たとえば能力…

嫌いな人から身を守る方法

付き合いたくない人に対する効果的な自己防衛は「好きな人と同じように接する」ことだと考えています。 目指すべきは相手に反応せず、影響を受けないことです。決して嫌いな人を攻撃したり無視することではありません。 なぜ好きな人と同じように接するかと…

数字とあいまいに付き合う方法

いまの世の中の考え方は合理的思考に向かっているようでさほど合理的でなく、何よりも幸福度を高めていないという問題があるように見えます。 たとえば商品が安いか高いかといった話があります。「〇〇だからもっと安くできるはずだ」という考え方は一見合理…

文章は朝書く方がいいのかもしれない

文章を書くのはだいたい夜のことが多いのですが、朝の方が思考がスッキリしているような気がしています。 どう表現したらいいかわかりませんが、朝ならパッパッと思いつくことが夜だとがんばってひねり出さなければ出てこないという感覚です。 アイディアや…

「親の責任」論がなぜこんなに根強いのか

親や家庭の影響力を過大評価しすぎなのではないかと思っています。 成人してからの犯罪に親にも責任があるように見なすのは論外ですが、子どもであっても何か悪いことをしたら「親のしつけが悪い」という見方をすることには疑問を覚えます。 現代の家庭は規…

勉強界のクックパッドは現れるか

映像授業や学習アプリなどはこれからもさらに独自の進化をしていくでしょうし、それは歓迎されるべきことです。 その一方で少し方向の違う勉強周辺のコンテンツにも可能性を見出しています。 料理でたとえるなら、今の映像授業は調理師を養成する専門学校の…

勉強に対する先入観を捨てる

われわれが当たり前と思っている「勉強」のイメージがあります。そのイメージが悪いせいで「勉強しても意味がない」というような教育への無関心が生まれるのは良くないと思っています。 これからの教育は昔のイメージとはかなり違うのだということを、最短で…

流し見できる学習コンテンツを

今ある動画やその他デジタル学習コンテンツは、実力をつけて点数を上げるような方向性で作られているものが多いです。 そういった実力をつける系のコンテンツではなく、普段10代の生徒たちが観ているYoutube動画の延長線上にあるようなコンテンツは何なのか…

いま考える理想の開業プロセス

気がつけば独立して7年経っていました。ぼく自身は全く成長している気がしないですが、起業や経営の相談を受けることも増えてきました。 開業するならどのような方法がいいのかと考えると、できるだけシンプルに、欲張らずに成長させるプロセスが重要だと思…

相手が飽きるまで言い続ける

しばらく悩んでいたことがスッキリ解決しました。 その悩みというのは、ブログや普段の情報発信で何回も同じことを言うことに抵抗を感じてしまうことでした。 実はそれだと相手に伝わっていない可能性が高いようです。 www.youtube.com 今まで悩んでいたのは…

ワクワクしない理想が心を苦しめる

能力の低さではなく、理想の高さから悩みを抱えることがほとんどです。 「なぜ自分はうまく仕事ができないのだろう」「なぜ他人から認めてもらえないのだろう」という悩みは、能力の問題ではなく、理想が高すぎるのです。 理想を持つのが悪いのではなく、自…

誰のための学習状況の可視化なのか

EdTechという一見新しく見えるテクノロジーが、旧態依然とした教育観で運用されていることがあります。これが不満でもあり、もっといい方法はないか考えて行動に移すための原動力にもなっています。 たとえば学習状況が可視化されるというパターンのサービス…

他人と比較する言葉をどう言いかえるか

良くないことだとわかりつつも、つい他人と比較するような表現を使ってしまいそうになることがあります。 上手に表現を変えていけたらいいなと思っています。 他人との比較表現というのは「一番〇〇だ」とか「〇〇と比べて」というものです。相手に「一番良…

「教えたくない」が一番教えたくなる

SNSでシェアされやすいものは何なのか考えています。 結局は他の人に教えたくないもの、つまり自分だけが知っていることがSNSでシェアされやすいのではないかと思います。 自分だけが事件の目撃者になったような、まるで報道記者のような気持ちになるとSNSで…

「元気に生きる」以外はすべて欲望

日常の複雑な現象に振り回されがちですが、元気に生きているだけで十分幸せだという一番基本的なことを思い出したいものです。 絶対的に重要なのは「元気に生きている」ということであって、それ以外のことはプラスアルファに過ぎません。 勉強ができるとか…

業界用語から卒業したいけどできない

「個別指導」や「授業」という言葉を使わないとしたら、どのような言葉をチョイスしたらいいのかとずっと考えています。 いまのうちの塾を見ると、典型的な個別指導の型からあまりにもかけ離れているような気がしています。宿題チェックからはじまり、先生が…

努力と結果の関係は薄い

何事も、努力すればすぐ結果に反映するという比例関係的なとらえ方があります。これは「なんでがんばっているのに成果が出ないのか」という風にモチベーションが下がりやすい考え方です。 それに対して、いきなり結果に表れるのではなくしばらく努力を継続し…

入試選抜の終わりが見えてきた

塾業界では、青森も含めた地方においては公立高校の受験で定員割れになる学校が増え、それにともなって通塾意識が下がっているというような話題が出てきています。 定員割れになる一つの大きな要因は、少子化によって生徒が減り全体的に倍率が下がっていると…

塾は学生のためのオフィス

塾の環境を、できるだけ大人が仕事をするオフィスに近づけていきたいと考えています。 いわゆるこれまでの「当たり前」のスタイルではなく、将来仕事する姿と学生時代の勉強のギャップをなくしていきたいと考えています。 一つの大きなポイントは干渉を減ら…

みんなが喜ぶ不公平を

公平さはそれほど重要なことなのでしょうか。不公平だから不満が出るのではなく、不公平で自分が嫌な思いをするから不満が出るのですから、そこを解消していけばいいのだと思います。 個性を尊重して、相手が喜んでいる時には不公平さは重要なことではなくな…

なんにもない人にいいねを

能力の高い人を少数を選ぶのではなく、全員の少しずつの力を集めていくのが合理的な考えだと思っています。 単一の価値観にこだわらず、様々な面から評価できることに加えて、能力の高い低いに振り回されない価値観をもつことが必要です。 勉強できる人に「…

自走できる能力を蓄えよう

何もない平和な時には短期的な成果を求めがちですが、いざ緊急事態になると一人で自走できる力が重要になってきます。 非常時の今だからこそ、自走できる能力を身につけていくことの重要性を再確認したいものです。 突発的なできごと以外でも、根本的には親…