2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

どれだけタスクをこなしても達成感にはつながらない

昨日に引き続き『時間術大全』を読んで考えたことは、生産性を高めてどれだけタスクをこなしたとしても、達成感にはつながらないということです。言い換えると充実した時間を過ごすことができないということです。 タスクを洗い出してリストアップして、たく…

その日1日を表現できるタスクを

今読んでいる時間術大全という本がとても面白いです。 https://www.amazon.co.jp/dp/B07SD3F145/ これまでもずっと時間が足りない、時間が欲しいという感覚はあったので時間を生み出すためにいかに生産的な方法を工夫できるかに力を注いできました。その一方…

因果関係を追及するのは冷静な時だけ

何か悪いことが起こった時、原因を特定して問題解決に向けて対処するというのが王道だと言われています。その一方で冷静さのない原因追及は何も生み出さないこともあります。 何かが起こるときには必ず原因があります。それを理性的に分析することができれば…

向上心のペーシング

ペーシングという考え方は、話すスピードや声の大きさを相手に合わせるというだけに留まらず色々な部分に拡張して考えていくことができます。 様々な相手とうまくチームワークを発揮していくには、向上心をペーシングできると非常にうまくいくと考えています…

犯罪者を地獄に落とすために法は存在するのか

世の中に懲罰はたくさんありますが、その目的は何なのでしょうか。 周りの人の攻撃欲求を満たすためだけに罰や批判が存在しているように見えることがあります。 悪いことをする人は自分たちとはまったく別の生き物だから抹消しなければならないというのは、…

従順さを求める勉強のその先

今の勉強の目指すものが従順さを求めるものになっているのではないかと考えています。 たとえば入試対策に関してもいわば最適解のようなものが確立されてしまっていて、大人が教えてくれた通りの方法をやることで成果が最大化されます。 あくまでも用意され…

勉強ができる人より楽しんでいる人の方が感じがいい

知好楽という言葉もあるように、楽しいということは最も良いものであるという考え方があります。 勉強においても、勉強が楽しいということは周りから見ても感じのいい状態なのではないかと思います。 勉強ができるとか学業が優秀というのはどこか感じの悪い…

決断や選択を先延ばしにすると負債になる

何かに悩んだとき、なんとなく先延ばしにしてしまうと負債としてどんどん溜まっていくと考えています。できるだけ即時に判断して、なんとなくの現状維持をしないように気をつけています。 たとえば余ったネジや予備のボタンなど、いつか使うかもしれないと思…

コントロールしたい欲求をコントロールする

子ども時代に指示命令や管理など圧力による関わり方をされてきた人が大人になると、生徒や自分の子どもとの関わり方において混乱が生じます。圧力ではなく対話的な関わり方がわからないという声がよく聞かれます。 まず手始めに考えるべきは、誰かを思い通り…

学習は本来目に見えないもの

人が学んでいる時、どれくらい学んでいるかは外部からは見えないものです。 たとえば乳幼児は遊びの中からたくさんのことを学んでいますが、大人から見るとただ無秩序な行動に見えますし、学びの成果はすぐに現れることはありません。また、機械学習の学習も…

共感は他人からの自立につながる

相手の気持ちを理解して共感することは、ただの迎合ではなく自立につながると考えることもできます。 「あなたはこう考えたんだね。それはそれとして、自分はこう考えるよ。」というように、他者と自分を分離する発想につながるのではないかと考えています。…

30代の教育観を変えるのは難しい

30代に限らずもっと若い世代もなのかもしれませんが、たとえ知的レベルの高い人間でも新しい教育観を受け入れることは難しいというのを常日頃感じています。 どういう伝え方が一番いいのかということをいつも考えています。できるだけ簡潔に、1分くらいで伝…

若い頃にこそ良いものを体験させる

子どもだからまだわからないという考えで子どもに高級なものを食べさせたり買ってあげたりしないという考えがあります。 一方で、むしろ若い頃にこそ質の高いものを体験させるメリットもあります。 若い頃は確かに相対的にものごとを捉えることにおいてはま…

100円のものを買ったら120円の価値がある

価値観は人それぞれ違いますが、ものを買った時どのくらいの価値を感じているかが人生観までも大きく左右する気がしています。 たとえば100円のポテトチップスを買った時、どのように感じるかを考えてみます。店も利益を出さなければいけないのだから、100円…

全員が主役でなくていい

ゆとり教育を揶揄する表現として、「みんな仲良く手をつないでゴール」「劇で全員が主役」といったものがあります。これはゆとり教育の目指したものというよりはむしろ現場が曲解した例かと思います。 ゆとり教育についてはともかくとして、主役が最も良いの…

理解はしていないけどとりあえず覚えることの是非

生徒が勉強していく中で「理屈はよくわからないけど、これはこういうものだとして覚えておこう」という場面がよくあります。 わからないことを深く考えることこそ意味のある勉強なのではないかと思います。テストの点数を取ることに気を取られて、じっくり考…

正論は主張するのではなく紹介する

正しいことはそのまま伝えても伝わりません。ましてや正しい行動を強制することもできません。 正論は断定したり主張したりするのではなく、紹介する程度、あくまで情報提供に留めておく方が良いのではないかと思います。 たとえば塾や勉強法でよく言われる…

生徒のことを過小評価しすぎている

ペーパーテストや他人との比較を減らしていくことのメリットは、生徒のことを今よりももっと評価できることです。 何か特別な成長がなくても、今のありのままで生徒たちはもっと評価されるべきなのではないかと考えています。生徒たちと関わっていく中で、勉…

視覚化することによってダメになるものもある

見える化という一般にもわかりやすい言葉が浸透していますが、無批判に視覚化を進めることに対して違和感を覚えることがあります。場合によっては視覚化が思わぬ結果になることもあるのではないかと考えています。 たとえばご自分の人間性がスコア化されてラ…

正解を追い求めないこと

古い勉強観や教育観から抜け出すために、一つのキーワードとなるのが「正解のない問い」だと感じています。 人生は正解のない問いの連続です。たとえば本当に今の職業を選んでよかったのか、あの時伝えた言葉は正解だったのか、などと考えると自信をもって10…

あいまいな学力

今までの勉強観とこれからの新しい勉強観の違いを一つ挙げるとしたら、今よりももっとあいまいで良いということです。 これまでの勉強では、テストの点数が目に見える結果であり最も評価すべきものだと価値観があります。それに加えて、テストの点数というも…

数字で飾るより内面に宿る力が大事

テストの点数や学歴で評価するというキャリアモデルの限界が見え始めつつあります。それでもしっかり勉強することは重要だと感じます。勉強のとらえ方を少しずつシフトしていく必要があるかもしれません。 これまで点数や出身校はその人の外部にくっつくもの…

甘えるなと言う側の人の幸福感

何か悪いことした人、怠けている人に「甘えるな」という意見が出てくることがあります。 自分もみんなも辛い思いをしてやっているのだから、同じように我慢しろという発想です。 甘えるなという側の人に対して、思いやりのない発言だということもできるでし…

もしかして書くことで話す技術も上がっている?

人前で話をする機会がありましたが、文章を書くことで話す技術も多少向上しているのではないかという感覚を持ちました。想定していないできごとだったので少し驚きました。 なぜ書くことで話すスキルが向上するのか考えてみると、たしかに要因になりそうなこ…