どれだけタスクをこなしても達成感にはつながらない

昨日に引き続き『時間術大全』を読んで考えたことは、生産性を高めてどれだけタスクをこなしたとしても、達成感にはつながらないということです。言い換えると充実した時間を過ごすことができないということです。

タスクを洗い出してリストアップして、たくさんのタスクを完了させて空にすることが生産性を高めたり時間をうまく活用する王道なのだと信じ切っていたような気がします。

実際には人間の感覚として達成感や満足感が欲しいのであって、タスクを数多くこなすことでは心が満たされないのです。もしかすると時間が足りないという気持ちは「たくさんタスクを終わらせているのに満足感がない」というのが背景にあるのかもしれません。

達成感を得るには、タスク自体が達成感のあるものにすればいいのです。『時間術大全』の中ではハイライトと呼ばれています。緊急性のあるもの、満足感のあるもの、無駄に思えても喜びのあるものなどをタスクとして1日に1個だけ設定して、それを完了することによって1日の気持ちの良いハイライトになっていきます。