2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

世界のルールと自分のルールを合わせる

ものごとをうまく進めるために、自分の中にある正しいと思う基準を、客観的な世界の法則とできるだけフィットさせることが重要だと考えています。 世界のルールとは、ものは上から下に落ちるといったような法則です。自分の都合とは関係なく、世界には決まっ…

宿題は緊急かつ重要なのか

緊急度/重要度マトリクスというものがあります。緊急度と重要度の高い低いを4マスの表に描いたものです。 緊急度が高く重要度も高いものを第1領域と呼び、最も優先すべきことだと考えます。第2領域は緊急ではあるが重要でないもの、第3領域は緊急ではないが…

心の苦痛を体の苦痛で押し出す

考えすぎたて頭が混乱したりストレスが溜まって心が苦しい時は、その苦しさを肉体に置き換えることで解決することがあります。 たとえばスポーツをして息が切れたり力を使って適度な苦しさがあると、肉体の苦しみにフォーカスすることになります。今この時に…

行動力の実体は想像力

「頭で考えるだけではなく、行動に移さなければならない」ということがよく言われますが、行動と頭の中のイメージはほとんど同じものなのではないかと考えています。 具体的な一口サイズのアクションを想像することができれば、行動できたのと同然です。 た…

成約率は下がってもいい

塾で体験授業を受けた生徒が実際に入塾する割合が以前と比べて下がってきています。その一方で生徒自体の数は増えています。これは成約率をある程度下げてもいいという方針を実行しているからです。 見込み客 × 成約率 = 売上 という公式から、なんとなくあ…

もしも残り30分の命なら

人生の残り時間が30分だとしたら誰に何を伝えたいですか、という問いがあります。 普段はお金を手に入れたいとかモノが欲しいと考えていても、自分の命があと少しで終わると考えるとそれが本当に大切なことなのかはわからなくなります。大切な家族や友人にこ…

やる気がない・がんばっていない時が本当の自分

やる気が出なくてどうすればいいかという話がよくありますが、やる気がない時こそ本当の実力だと考えています。 そして、やる気が無かったりがんばっていない時の自分をどの程度受け入れられるかということが重要なのではないかと思います。 現状維持は悪だ…

注意散漫という中毒

最近ライフスタイルを変えて、スマホの通知に追われて注意散漫にならないようになりました。 よくスマホ中毒という言葉を聞きますが、スマホ中毒というよりは、注意散漫な状態に中毒になっているのではないかと思っています。 何か一つの作業をしていてもス…

どんなものも劣化する。だから劣化が想像できる天然素材を選ぶ

天然素材の良さについて「味がある」とか「素材本来の良さ」といったように抽象的に語られることが多いのですが、合理的な良さもあるのではないかと考えるようになりました。 天然素材は説明しなくても、見ただけで将来劣化することが想像できるというのも一…

建築もインテリアも100%丸投げすることはできない

グラフィックデザインもそうですが、建築やインテリアが自分の専門外だからといって100%専門家に丸投げすることは不可能だと考えています。 通路をどう設計するか、どういったイスを選ぶかということはマーケティングや広告にも大きく影響されるものだからで…

完璧主義

最近なんとなくですが、完璧主義の問題点を指摘する人が増えているような気がします。時代が脱完璧主義を求めているのかもしれないと思っています。 たしかに、完璧という言葉自体が若干ポジティブなニュアンスを含んでいるように聞こえるので、完璧主義がい…

学校に行かないことがどんどんポジティブ化している

学校が合わないので残った選択肢としてフリースクールに行くという若干ネガティブ寄りな発想から、一条校の教育では満足できずより質の高い教育を求めてフリースクールやオルタナティブ教育を受けるというポジティブな考えをする保護者が増えてきています。 …

「学校に行くのは社会性をつけるため」に断固反対する理由

ホームスクーリングやアンスクーリングなど、学校に行かないという選択肢が広がってきています。学校に行かないという話をするとよく「それでは社会性が身につかない」という意見が出るのですが、それに対しての反論は以下のようなものです。 長時間拘束して…

競争したい人のための居場所

ゆるやかな社会になる一方で「甘やかしすぎだ」とか「競争が必要だ」という意見もあるかと思います。 それはさほど心配することではなく、劇的にがんばりたい人のためや競争の中で自分を高めたい人のための場所は残り続けると思います。Amazonがどれだけ発展…

がんばらないためにがんばる

誰もがんばらなくていい職場や社会を作れたらいいなと考えています。がんばらないというのは心に余裕があるとも言うことができますが、その余裕によってさらにマニュアルにないような細やかな対応ができるということです。 がんばらないというのはただ脱力す…

文脈なしで考えること

「〇〇だから△ △すべきだ」というように、現象自体ではなく文脈つきで判断するということはあまり良くないのではないかと考えています。 たとえば最近でいうと、日韓関係が悪くなっているのに韓国に旅行に行ったのだから犯罪に巻き込まれても自己責任だ、と…

美容整形は自己実現なのでもっと応援されてもいい

ここ10年くらいで美容整形が急激に市民権を得始めていて、中高生からも「整形したい」という言葉が軽いノリで聞かれるようになりました。 個人的に整形には関心がないのでどういう心境で整形手術をするまでに至るのかと推測すると、本質は受験や就活、起業と…

直接対話することを怠っていないか

たとえば飲食店で悪い印象をもった人が、間接的に言いふらしたりレビューサイトに書き込んだりするのを目にしたことがあると思います。嫌ならば次回行かなければ良いのですが、このような間接的な発信になってしまうのはなぜでしょうか。 これはエネルギー効…

がんばっても報われない感をどう説明するか

どうせがんばっても無駄、という言葉は印象が悪いものです。半分は感情的な言い訳の部分だと思いますが、残り半分は時代の核心をついた考えなのではないかと思っています。 悲観や言い訳をしているのではなく、実際に劇的な成功は生まれづらくなっているよう…

鉛筆の貸し借りから考えるお金の価値

ワトルズが100年以上も前に本に書いたように、お金やものは無限にあり、豊かな人と貧しい人がいるのは決してゼロサムゲームに負けたからではないという考え方があります。 たとえばこんな鉛筆の貸し借りを考えてみます。ある人がテスト当日に鉛筆を忘れまし…

昭和の教育が当たり前ではないということ

学校の建築を取ってみても私たちが普通の学校だと思っている建築も、ごく狭い世界なのだということが実感できます。 円形の学校があったり、大人も通いたくなる素敵な建築の幼稚園などもあります。 【円形校舎物語11】 円形校舎の種類 http://meirin.info/ta…

売上を上げても利益を上げない

最近少し考えが変わったのは、経営者自身が報酬を固定した方がいいという経営の方針です。 売上が増えれば自分の取り分も増えるのが経営の醍醐味だという意見もあるでしょう。しかしいつまで無限の欲望を追い続けるのかという疑問も湧いてきます。自分に必要…

劇的な努力とゆるやかな努力

時代の状況を見ると、不屈の精神で努力をしてもそれに見合う成果を得ることが難しくなってきているように見えます。それに伴って気持ちの面においても、劇的な努力をすることが多くの人にはフィットしなくなってきていると感じます。 「努力が足りない」と言…

忘れ物、遅刻を正すことに意味はあるのか

学校ではよく忘れ物や遅刻、ケアレスミスを注意されるものです。これらの悪いところをほめる必要はありませんが、ある程度は個人が持つ元々の性質として肯定し、別の部分に注力した方がいいのではないかと考えています。 忘れ物をなくすのは目に見えるしわか…

校則ではなくなぜ束縛されるのかが重要

校則で髪の色は黒と指定されていたり、地毛証明書を提出しなければいけないという規則が話題になりました。 議論すべきは校則の内容自体ではなく、規則で一方的に束縛されて対話が成立しないという関係性です。その姿勢が生徒と先生や学校がどのような関係に…