直接対話することを怠っていないか

たとえば飲食店で悪い印象をもった人が、間接的に言いふらしたりレビューサイトに書き込んだりするのを目にしたことがあると思います。嫌ならば次回行かなければ良いのですが、このような間接的な発信になってしまうのはなぜでしょうか。

これはエネルギー効率の問題で、直接対話するよりも誰かに間接的に伝えるほうがラクですし、ましてやネットで世界中に公開するのは甘い蜜なのかもしれません。

アナログで広まる口コミも以前から存在していたわけですから、件数自体が増えているかは定かではありませんが、印象としては直接話せばいいことをネットを使って大げさにしがちなところがあるように思います。

人間は論理的なようでいて結局は感情の生き物です。全部が対話で解決するわけではありませんが、膝を突き合わせて話をして誠実に対応されれば許したくなる気持ちも芽生えてくるものです。

労力はかかりますが、間接的に発信する前に直接対話することは怠ってはいけないということを改めて確認したいと思いました。