校則ではなくなぜ束縛されるのかが重要

校則で髪の色は黒と指定されていたり、地毛証明書を提出しなければいけないという規則が話題になりました。

議論すべきは校則の内容自体ではなく、規則で一方的に束縛されて対話が成立しないという関係性です。その姿勢が生徒と先生や学校がどのような関係になるかを決めています。

理由のわからない規則は、対立構造を生み出し、目的を考えることを放棄してどこに抜け道があるかを考えるようになります。管理するために手抜きの方法として一律のルールを作ることで、管理される側にとっても手抜きしていい関係だと伝えることになります。

いちいち話などしていられないという意見もあるでしょうが、対話する時間を作ることはコストパフォーマンスの高い行動だと思います。校則でいうと、最終的に物別れに終わったとしても、議論があるのとないのでは大きな差があります。

3分でも5分でもいいので一人ひとりと対話する時間を取ることで得られるメリットは非常に大きいと思います。