孤独は糸の少なさ

今日は孤独についての話をしてみたいと思います。
孤独に関して大切なことは、つながりの糸の本数を増やしていくということだと考えています。

いまわたしたちが生きている世の中では、全く一人で孤立無援の状態ということはあまりなく、周りに他の人がいるけれども孤独を感じるのが現代の孤独だと考えています。

他人から承認される関係の少なさが孤独感につながってると思っています。
無人島に一人でいる孤独ではなくて、周りに人がいるけれどもとのつながりの糸の本数が少ないから孤独を感じることが多いと思います。

例えば学校とか職場の人間関係でもそうですけれども、孤独を感じるのは周りに人がいて会話はしているんだけれども何か自分が承認されている気がしない、こういうようなことがあると思います。
もっと言うと素の自分が出せない状態では孤独を感じることが多いと思います。
これが我々が普段感じている孤独というものだと思います。

これを発展させると自立と依存という話にも繋がっていきます。
依存というのは承認される人との繋がりが本数が少なくて太い状態だといえます。
例えば話をしたり情報を得る相手が一人しかいないみたいな状態は依存状態といえると思います。

逆に自立するということはどういうことかというと、依存先が多いということだと考えています。孤立無援で独り立ちするのを自立と呼ぶのではなく、依存する先がたくさんというのが自立している状態だと思います。

仕事の話だったらこの人、くだらない馬鹿話をしないならこの人に話せばいいみたいな形で、いろんな方向に依存先が伸びていることを自立と呼ぶのだと思っています。
何でも自分だけで抱え込むことを自立とは呼びません。

ということで、まとめると人間関係を作っていく時に自分を認めてくれる承認してくれるような関係のつながりの糸を増やしていくということが重要だと考えています。
ただむやみに交友関係を増やしていくのではなく、自分を承認してくれる関係の糸の本数を増やしていくという風に考えることが重要だと思っています。