2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
がんばるだけの価値ががあればがんばるという理屈も当然納得できますが、そうではない時にもがんばれることが人間のもつ能力なのではないかと考えています。 勉強でいうと、学歴で将来の生活が保証されるから今のうちからやる気を出してがんばるのだという考…
ゲームとひとくくりに言っても、やっている本人の行動をみると主体性のあるものとないものがあると思います。 主体性のないゲームは、継続するハードルが低いものです。自分の意志に関係なく、ゲームの方から次へ次へとアクションを誘導していくものは主体性…
どこまでも成長を目指すというモデルに限界が見え始めてきています。 経済においては世界一貧しい大統領ホセ・ムヒカやタイにおける「足るを知る経済」が注目を集めています。 経営においても売上を高め経費を削減して利益最大化するという発想は少しずつ時…
学校は法律を遵守することにより法に守られた公共の組織として費用負担が少なく安定した教育を届けています。その反面画一的な内容になりがちで、組織が大きいがゆえのスピードの遅さが指摘されます。 塾や予備校の民間教育は経済原理の下で運営され、費用も…
塾や学校の先生、親御さんも共通のことだ思いますが、生徒にテストや受験を頑張ってほしいと思う一方でそんなことで人間としての値打ちが決まるわけではないというジレンマがあります。 ペーパーテストをどのように乗り切るかは誰にとっても重要な関心事であ…
現代は情報過多で、その中から取捨選択をすることが重要だと言われています。学校の情報の教科書にもそのような記述があります。 一方で、選択するたびに意志の力を使うことになり情報のシャワーを浴びるたびに注意散漫になっていくような気もします。 選択…
あらゆるリソースは有限なので、サービスやプロダクトを高い品質を保ち続けるためには選択と集中が必要です。 最先端で画期的な機能は場合によっては急に消滅します。これは素晴らしいと思って買ったものが製造中止になってしまったり、付属品がいつ入手不可…
主体性とは何かという問いには人それぞれの答えがあると思いますが、私は言われていないことをやるのが主体性だと考えています。 勉強で言うならば、4択問題で正解の選択肢に注目して勉強するのは主体的とまでは言えません。正解でない残りの3つの選択肢に注…
大学の職員の方とお話する機会があり、入試制度について考えさせられました。 ペーパーテストによる入試で測ることができるのは、主にIQか従順さです。 体感的にもある程度生まれ持った能力といわざるを得ません。遺伝によって50%決まるといわれることもあり…
最近スマホを使う時間を減らすように工夫をしているのですが、ただ単にスマホを使っている時間が無駄だと考えているのではなく、本質的な目的はできるだけ意思決定を減らし、ワーキングメモリに余裕を持たせることを目指しています。 重要でない意思決定、た…
新しい教室に移転してから「ここで勉強したい」ではなく「ここに住みたい」と言っていただくことが多くなってありがたく思っています。「勉強する」よりも「住む」ということの方がより生活に密着している感じがするのでうれしいです。 住んでもいいくらい長…
大きな目標から逆算してやるべきことを洗い出してタスクをこなしていくというのは非常にロジカルな考え方ではありますが、なぜかうまくいかないことが多いです。 やるべきことはたくさんあって忙しくこなしているはずなのに、1日を振り返ると「今日は何も成…
買い物をする時、割引されているものを買うべきかどうか考えることがあります。 安ければいいというのではなく正当な価値に正当な価格を払うことを習慣にしたいということと、割引されたものを買うことで息苦しい価格競争の歯車を回すことにならないかという…
時間を生み出すためにも、精神的に穏やかに過ごして重要な意思決定に全力で臨むためにも、改めて日常のアクションの優先順位づけが重要だと感じました。 たとえば私はEメールをスマホで受信していました。一見いつでもチェックできてすばやく対応できるよう…
お金や労力など何か犠牲を払ってもらった場合には報酬を渡すのが自然な考えですが、場合によっては報酬を無しにした方がいいケースがあります。 寄付や顧客の紹介などは誘因(インセンティブ)をあえて設定しない方が効果的です。 そのような行動をする人たち…
シンプルなものが一番難しいと言うのは、どこか哲学的な雰囲気を含んだ謎めいた言葉に聞こえます。もっとロジカルに伝わりやすい説明がないものかと考えています。 たとえば家電を部屋に置く時にシンプルに見えるように飾ろうと考えたとします。ただ置いただ…
ペーパーテストは出題者と解答者のコミュニケーションであるという側面があります。 日常的には「ここを勉強すると点数が取れるから」という理由で勉強していることが多いわけですが、もう一方踏み込んだ考えをすることもできます。 テストは人間が作ったも…
少し考えるところがあり、勉強を見ている中で「わかった?」という言葉遣いをしないように気をつけています。そのかわりに「どれくらい伝わった?」という言葉を使います。 相手とはあくまでも他人であって、相手の脳内にダイレクトに働きかけてわからせると…
これまでは教えることが先生の仕事だと思われがちでした。レクチャーをして、問題演習をさせて、数値化されたものを先生が見るという順番になっていることが多いようです。 生徒主体の学習においては先生は見ることを全てのスタートにすれば良いのではないか…
無印良品の素晴らしいコンセプトの一つに「これでいい」を目指すというものがあります。 www.muji.net 奇抜であったり目立つものなど時代に左右されやすい「これでなければならない」ということではなく、質の高い「これでいい」という冷静な判断で選ばれる…
一方的な押し付けをしたくなる状況というのは、ある程度自分が情報量を持っていて、かつ相手の状況ではそれが不足している時なのではないかと考えています。 情報量の格差がある時、人は表現したいという欲求に駆られます。 たとえるなら他の誰も見ていない…
当たり前のように触れているお金というものは結構扱いづらく複雑なものなのではないかと思うことがあります。 魚や野菜と違ってお金は腐らないので、貯めておくことが可能です。その便利さがあるからこそ物々交換ではなく貨幣経済が成立しています。 しかし…
貧困など社会的課題に向き合う活動をされている団体も、活動していく上でうまくいかずに悩んでいるというお話を聞く機会がありました。 たとえばこども食堂を運営していても、そういった場所に行くのは貧しい家の子どもだというレッテルを貼られたりいじめの…
同時に様々な仕事をこなしていると非常に効率が良いように感じられることがありますが、本当にそうなのか疑うべきかもしれません。 忙しく動いている自分に陶酔しているだけで、ものごとの達成度とはあまり関係がないように思います。そしてその満足感は忙し…
仕事の達成感はこなしたタスクの量では決まらないということが実感できるようになってきました。 これまではTODOリストに1日に20個以上のタスクを貯め、リストが空になった瞬間だけ、1日が充実していたと実感できていました。 一方でしっかりとした達成感が…
これから5年〜10年先の話として、いま当たり前のように子どもに圧力で接していることが近い将来虐待と呼ばれるようになると予測します。 小さな児童への虐待にまつわる悲しい事件が報道されていますが、中高生などもっと大きな生徒に対する教育虐待という問…
刺激に反応してしまうことで悪い方向に向かってしまうということがあります。電話が鳴っていると他の大切なことを差し置いて出てしまう、さほど重要ではないタスクをこなして精神力を使ってしまうなどが刺激への反応と言えます。 私たちが持っている時間に対…