マルチタスクの達成感は多忙中毒の快感

同時に様々な仕事をこなしていると非常に効率が良いように感じられることがありますが、本当にそうなのか疑うべきかもしれません。

忙しく動いている自分に陶酔しているだけで、ものごとの達成度とはあまり関係がないように思います。そしてその満足感は忙しくなければ得られないにも関わらず、忙しいのは辛いというジレンマに陥ってしまいがちです。

マルチタスクで忙しいというのは注意散漫だということです。そうではなく、集中して一つのことに没頭している時の方が達成感を感じやすいものです。

そもそもマルチタスクになるのであればすべてが重要なタスクなのではなく、ほとんどは刺激に対する反応としての受け身のタスクのことが多いような気がします。

マルチタスクで得られる快感は、「いつも忙しい」と言っている多忙中毒の快感であり、何を成し遂げたかと言われると中身が薄いことも多いものです。

一日一つの重要なタスクをこなしていくことの方が精神的に健全で長続きしやすいのではないかと考えています。