受験戦争と教育理念の間でゆれる

塾や学校の先生、親御さんも共通のことだ思いますが、生徒にテストや受験を頑張ってほしいと思う一方でそんなことで人間としての値打ちが決まるわけではないというジレンマがあります。

ペーパーテストをどのように乗り切るかは誰にとっても重要な関心事であり、その方法を学校や塾で教えることを求められます。

それを生徒たちの教育として考えた時、本当に意味のあることかという疑問があります。従順に暗記することは、無駄とは言わないまでも人生の本質ではないことを誰もが知っています。

教育に対して真剣に向き合っている大人ほど、そのもどかしさに耐えきれずなんとか意義を後付けしようとする傾向があります。学歴が将来を支えるとか、勉強から努力の大切さを知ってほしいという理由を付け加えます。しかし心のどこかではそれらも真実ではないということも薄々感づいてはいるのです。

しかし、これからはそんなことも必要ないかもしれません。本当に生徒の将来になるためのことが勉強と呼ばれるようになってくる時代がやってくるのだと思います。