2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

広く浅く拡散する意味はあるのか

拡散より深化が重要なのではないかという記事を以前書きました。 http://3kuni.hatenablog.com/entry/2018/12/04/234119 たくさんの人に広く浅く届けてPV数など数字が上がることによって満足できますが、届けた相手は本当に深く関わってくれる人たちなのかど…

時代がゆとり教育を求めている

ビジネスにおいてはタイミングが重要で、あまり先進的すぎるものを投入しても時代がまだついてきていないためうまくいかないということが多々あります。 教育に関しても同じで、2018年の今であればゆとり教育が保護者や世の中から歓迎される可能性が非常にあ…

距離感がつかめないのは主張しないから

ガンガン言い過ぎて、相手との距離感がわからなくなるというお悩みを聞いたことがあります。 どうしたらいいかという質問に答えるなら、「きっちりと主張すればいい」と答えると思います。 キツく言い過ぎたというのは、主張ではなく自己中心的な理解しにく…

名刺はただの連絡先データではなく人の顔である

名刺をデジタル化する中で、名刺の存在意義について考えていました。 アプリを色々と試してみましたが、名刺に書かれた連絡先をデジタル化してくれるというサービスは、私個人にとって素晴らしいソリューションではありませんでした。 名刺に書かれた連絡先…

合っている間違っているは勉強ではない

問題を解いて、それを丸付けするということが勉強の一番「普通」の方法のように見えます。 一方で、この普通と思っていることが学ぶことを阻害する要因になっていないかという心配があります。マルバツをつけることで一対一対応の答えだけを探すことに終始し…

基準を変えることの難しさ

ゆとり教育の賛否はありますが、根拠のある一定の結果が出る前に批判によってしぼんでいってしまった感があります。 いま日本の教育が変わろうとしていますが、新しい基準、新しい視点を受け入れてもらうことは非常に難しいものですから、慎重に説明していか…

勉強に新しい成果を定義する

現状では、勉強して結果を出せ、と言われたら点数のことであることが多いです。 テストの点数ではない、教育の成果というのを新たに定義していけたらいいなと思っています。 たとえば学ぶ方法を学ぶことなど、社会で役立つ学びにつながることを成果としたら…

大人は勉強法ではなく見守り方を学ぶ

保護者や大人は勉強法を熱心に調べるよりも、見守り方を学ぶ方が良いのかもしれません。 よく「親と子の勉強法」などいうタイトルの本が売られています。合理的な暗記法や、どういう教材を使ったら良いかがこと細かに説明されています。 そういう本を買い求…

評価のために学習しているのか

教育には目的があります。「社会に出て役に立つこと」を学ぶのが良いというのはほとんどの人が同意する共通認識ではないでしょうか。 つまり、教育の成果はより気持ちよく生きていくことや、あるいは自分の望む死に方を選ぶことでもあるかもしれません。いず…

言わなければ伝わらない、でも言えないことが大事

AIやコンピュータが人間に取って代わるということに関して、さほどナーバスになる必要はないと思っています。そもそも仕事を「奪う」という表現は良くないので、そういっうスタンスで発信される情報は遠ざけた方がよいのかもしれません。 一方で、AIやコンピ…

勉強は役に立たない、でも勉強する

学校の勉強ができたり学歴があっても社会に出たら役に立たないという意見があります。「勉強は役に立たない、だから勉強しない」という風潮を、「勉強は役に立たない、でも勉強する」というように変えていけたら面白いと思います。 なぜ役に立たないとわかっ…

塾の先生が楽しいか

生徒が楽しいかどうかはもちろんですが、勉強を見る立場の先生が楽しいか、無理してがんばっていないかが重要だと考えています。 もちろん、先生には先生なりの工夫や役を演じるという側面があるので、完全に生徒と同じ楽しさではないかもしれません。そうだ…

コーチング勉強会で思い込みをほぐしてもらう

コーチングの勉強会に参加してきました。 人がいかに思い込みに行動を制約させられているのか、それをコーチングによってどのようにクライアントに気づきを与えられるかというテーマでした。 たとえば、なにかやりたいことがあっても、時間が無いという理由…

テストに負けてたまるか

ペーパーテストが本当に生徒の学習を評価できているか、という疑問があります。 評価としての信頼度が、人の目で見ている塾よりも、画一的なペーパーテストの方に重きを置かれているという現状を打破したいという思いがあります。 たった60分のテストより、…

物質的モデルをなぜ人間の活動にあてはめてしまうのか

人間の内面の活動をモノを扱うようにとらえてしまいがちなことがあると思います。 勉強 勉強でたとえるなら、人間の頭を箱のようなものだと考えて、その中にポンポンと知識を詰め込んでいくというモデルです。 たくさん詰め込めばその分賢くなるはずで、量を…

「学ぶことは楽しい」を作るのがミッション

自分自身のやりたいこと、それと一致する社会に与えたいインパクトは何なのかということが今まではっきりと定められずにいました。 いま保護者面談をしていて一番多くお褒めいただいた「楽しく勉強している」という言葉がキーワードかなと思っています。 今…

200記事書きました

今年の5月に毎日400字書いていくということを決め、気がつけば昨日で合計200記事を越えました。 ここまで続けられてうれしいというのが率直な感想です。 書き続けるということに関しては、かなり安定した習慣になっています。書いて当然という、日常の中に組…

保護者は勉強に快適さと楽しさを求めるか

塾ではいま保護者面談をしています。 最近、塾は快適で楽しそうに勉強できる環境を提供するものだと考えていますが、その理念を保護者の方にもお伝えしてみています。 これまでの面談や普段のお話から、共感していただけるだろうと思われる保護者の方はもち…

根拠に基づいた現状否定

自己肯定感や現状肯定が重要だと思います。その一方で、しっかりとした根拠に基づいた現状否定やイノベーションも必要なのではないかと思うことがあります。 格差だけが広がる 特に悪い環境において、自己肯定感の高い人と低い人の間で格差がどんどん広がっ…

生のいいね!を一番大切に

Webサイトの写真で見るとすごく素敵な内装に見えるけれども、実際に行くと写真と全然違うお店だったという経験は誰しもあると思います。 ネットやSNS時代では実物よりも盛って拡散する傾向にありますが、もしこれが逆だったらどうでしょうか。 ネットで調べ…

楽しそうに勉強をする環境

楽しいかどうかは、本当に楽しいかではなく、「楽しそうかどうか」によって変わります。 周りの環境が楽しそうであれば、それは楽しいものになるのです。 トムソーヤのペンキ塗りという話があります。 トムソーヤは罰としてペンキを塗る仕事を命じられ、友達…

言葉で表現できないUSPこそ本当のUSPになり得る

USPを明確にしてサービス/プロダクトを提供していくべきだという意見があります。しかし言葉で表現できないものこそ最高のUSPなのではないかと考えています。 なぜかわからないけどもいいもの 顧客側がなぜかわからないけど好きなものというのは圧倒的な強み…

笑いの質も変化している

多様性を認める社会に変化しつつある中で、ビジネスなど公式の場だけではなくお笑いの内容においても変化が生まれ始めているように感じます。 wezz-y.com 容姿であれば美しいか醜いかというように、ここまでが普通でそれ以外は排除されるものという風に見下…

間違ったら嫌だという状況は損失

考えていることはあるけど間違ったら嫌だから言わないという場面がありますが、そのような状況は損失ととらえるべきだと考えています。 たしかに他人に伝える表現力が重要だという意見も十分理解できます。 一方で、コンピュータがあらゆることを処理できる…

環境を整えるところまでで終わり

塾という場所は、楽しそうに勉強できる快適な環境を作ったらそれで終わりだと思っています。 環境というのは物質的なものだけでなく、人間同士の関わり方も含めての環境です。 快適な環境があれば生徒たちは自然と考えたり工夫したりしながら学びはじめます…

多様性を認めることはハッキリ自己主張をすること

多様性を受け入れる社会にしなければならないという風潮が強くなっていますが、表面的なことばかり話題になり実際にどういう姿勢で臨んだら良いのかわかりにくいのかもしれません。 多様性が認められるというのは、お互いがはっきり主張をできる状態のことで…

AIに仕事を奪われることは心配しなくていい

AIやコンピュータに仕事を奪われることは本当に脅威なのかと疑問を感じています。センセーショナルに取り上げてられているだけではないでしょうか。 AIが仕事を取って代わるということは色々な場面であるでしょうが、さほど気にするほどのことではないと楽観…

ネットは拡散でなく深化に活用する

ネットやSNSの使い方も時代の流れで少しずつ変化しているような気がしています。 誰でもパッと思いつくのが、ネットで拡散するという活用法です。拡散のためにSNS露出を増やすことに力を注ぐ人もたくさんいます。ネットを使うからこそ広く浅くたくさんの人に…

姿勢は勉強にどれだけ影響するか

きちんとした姿勢で勉強すべきだという意見がありますが、どのように考えたらいいでしょうか。姿勢に対する考えをまとめてみました。 放任したらひどいことになる? 学校や職場ではきっちりとイスに座って活動することが良いとされる場合が多いと思います。 …

フィンランド教育には「型」はない

教育における北欧神話 フィンランドをはじめとする北欧の教育は素晴らしいと言われる一方で、PISAテストの結果が落ちてきていることを根拠とする批判的意見もあります。 www.iza.ne.jp しかしそもそも北欧諸国はペーパーテストの結果を重視していないようで…