塾の先生が楽しいか

生徒が楽しいかどうかはもちろんですが、勉強を見る立場の先生が楽しいか、無理してがんばっていないかが重要だと考えています。

もちろん、先生には先生なりの工夫や役を演じるという側面があるので、完全に生徒と同じ楽しさではないかもしれません。そうだとしても、生徒を楽しませようとしているよりも、先生がやりたいようにやっていることが伝わった方が良いのではないかと思っています。

やっている方が楽しいことのもう一つのメリットは、拡散力があるということです。

たとえば、「消費者を徹底的に分析しておいしく作ったパン」というパン屋よりも、「店主が本当に作りたい理想をこだわりぬいたパン」の方が圧倒的に他人にオススメしやすいです。

どうしても認知度を広めるために、いかにターゲットのためにがんばっているかをアピールしがちです。しかし自分たちが楽しいということの方がよりシェアしやすいものになって良いのだと思います。

塾においても、生徒のためという名目のために先生が肩の力の入った、がんばりすぎの行動をしてしまいます。自分たちが本当にやって楽しいことを追究する方が良いのではないでしょうか。