広く浅く拡散する意味はあるのか
拡散より深化が重要なのではないかという記事を以前書きました。
http://3kuni.hatenablog.com/entry/2018/12/04/234119
たくさんの人に広く浅く届けてPV数など数字が上がることによって満足できますが、届けた相手は本当に深く関わってくれる人たちなのかどうかはわかりません。往々にして拡散を目指したコンテンツは当たり障りのない、特化していない情報のことが多いです。
価値を認めてもらえない層をたくさん集めることは少し的外れな行動に見えます。
乱暴な言い方をすると、お金を出して購入してくれるものはそれだけ価値があるものであり、お金を出してくれないものは価値が小さいものだといえます。実際にお金を使ってくれる、価値を認めてくれる人に届けることを考えることの方がより優先順位が高いのではないでしょうか。
インターネットなしではつながらなかったような地理的、心理的に離れた人の心に深く刺さるものを提供できるのがインターネットの魅力です。たとえば青森の人と佐賀の人などリアルではほとんど出会う可能性がない人と人をつなぐことがインターネットの良い使い方ではないかと思います。
たくさんの浅い人よりも、少数で距離のある、しかし心に深く刺さる人をターゲットとしてインターネットを活用していくのが戦略的に有効なのではないかと考えています。