言葉で表現できないUSPこそ本当のUSPになり得る
USPを明確にしてサービス/プロダクトを提供していくべきだという意見があります。しかし言葉で表現できないものこそ最高のUSPなのではないかと考えています。
なぜかわからないけどもいいもの
顧客側がなぜかわからないけど好きなものというのは圧倒的な強みを持っています。
表現できていないのですから、当然分析することができません。競合にとっては相手の弱点が理解できないわけで、競合が生まれないブルーオーシャンを作り出すことができます。
たとえば、料金が安いことが魅力で生徒が集まる塾があるとします。その塾の近隣に、もっと料金が安くて質の高い塾ができたら「その塾へ変えてみようかな」という心理が働きます。
一方で、何となくすごく良いと感じている塾に関しては、料金が安くて質の高い塾ができても影響を受けません。料金には料金で対抗できますが、なんとなくに対抗する手段はありません。
提供側はレシピを持っていること
そのくらい圧倒的な優位性をもつことが本当の意味での「ユニークな点」であると思います。
それに加えて、顧客はなぜ良いと感じるのか表現できないとしても、提供側はレシピをしっかりつかんでおく必要はあります。
言葉にできないけれども何となく「いい感じ」なんだよなぁと思ってもらえるサービスを作っていきたいと考えています。