2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

いまお金が必要か

「自分のためだけに生きて自分のためだけに死ぬというほど、人間は強くないんです。」と三島由紀夫が言ったように誰か他の人の役に立ちたいというのは非常に強い欲求です。 いま仕事ができない状況にいる飲食店や事業の経営者が補償を求めているのは、もちろ…

オンライン教育に欠けているもの

いまICTを利用した学習環境の整備が急ピッチで行われていて素晴らしいことだと思います。今後さらにトライアルアンドエラーを繰り返しながらよりよいものになっていくはずです。 その一方で今の段階で非常に欠落していると思うのは、先生や教材よりも仲間が…

否定的なことを言うのは簡単、肯定は難しい

もっと気軽に何かに賛成したり良いことを褒めたりできたらいいのにと思います。批判するのは簡単なのに、褒めるのはハードルが高いのはなぜなのでしょうか。 おそらく間違ったことに賛成するとマズいという恐怖や焦りがあるのではないかと思います。 正しい…

休校でも勉強する力を「学力」と呼ぶ

学校に通えないことによる学力低下というフレーズがよく聞かれるようになりましたが、これを機会に「学力」という言葉をしっかり考え直した方が良いかもしれません。 学力は知識量ではない 受験への影響やカリキュラムが遅れることに関しては、数年のスパン…

やらされてやることを過大評価しない

いまの世の中は形式的なことをこだわりすぎていると感じますし、教育においては特にそう感じます。 たとえば宿題や小テストで管理したり懲罰を与えたりして、形だけ「やっている風」に見えるようなことです。 管理すればやるけど管理しなければやらないこと…

われわれは今タイムマシンに乗っている

いきなり未来にタイムスリップしたらビックリします。しかし今の急激な時代の変化は、タイムマシンに乗って15年後の日本に放り出されたような感覚です。 将来人口が減って経済規模は小さくなり、これまでの労働モデルでは維持できなくなることはすでにわかっ…

何が不幸なのかわからないという不幸

日本は生活レベルが高く治安も悪くないにも関わらず、幸福感を得られないのはなぜでしょうか。 一つの理由として、幸せを定義できないというところにあると考えています。「こうなったら幸せ」というビジョンを明確に持つことができないということです。 い…

見守ると見放すの境界

見守ることが大事とわかっていてもつい手出し口出しをしてしまう理由の一つには、自分が何もしなかったら見放すことになるのではないかという恐怖があります。 見守ると見放すの境界はどこにあるのでしょうか。それを考えてみるとどうやって見守ればいいのか…

休みの何がいいのか分析してみる

休みができたらこれをやりたい!と思っていてもいざ休みになってみると何もやる気が起きない、というのは誰しも経験することではないかと思います。 それはそれでまぁいいかなという感じではありますが、ちょっとした解決策を考えてみるのも面白いかもしれま…

時代が変化したのではなく、加速しただけ

オンライン会議や売上減少など、急激に時代が変化しているように見えます。 しかし考え方によっては、あと10年か15年先に起こることが今先取りしてしまっているだけと考えることもできます。 働き方改革でテレワークを推奨する流れはここ数年盛り上がり始め…

融資はお金の保険

お金に困っていないとしても金融機関から融資を受けておき、良い関係を作っておくべきだと思っていました。 最近は実際に身の回りで慌てて融資を受けようという動きがたくさん見られるようになったので、改めて金融機関との関係づくりは重要だと痛感していま…

手を引っ込める練習

教育でも仕事でも、手出し口出しは相手のためにならないというのは誰もが理解していますが、実践するのは難しいものです。手を出さない練習が必要なのかなと思っています。 ほっておくと手を出したくなるもの 良くないこととわかっていても、つい手を出した…

教育への参加メンバーを広げる

教育や子育てにおいて、参加する人の属性が狭すぎるということに課題意識を持っています。 10代の高校生と40代の保護者しか関わらないのは特殊な状況です。このような状況では視野が狭くなりすぎるという問題があります。 0歳の子供と30代の親しか関わらない…

安く雇いたい、高時給で働きたいの罠

賃金は需給の関係で決まりますが、その一方で企業は安く雇えたから良いというものでもなく、労働者も高時給で働けたら幸せというわけでもないようです。 効率的にはならない 高い給料をもらったら良い仕事をする、という発想は誰にでもわかりやすい理屈です…

完璧主義をやめるためのワンポイント

ここ最近、完璧主義の弊害を語られることが多くなってきました。むしろそのせいで悩んでしまっている人も多いように見えます。 まずはじめに、完璧主義がすべて悪いわけではなくワクワクしない完璧主義ならばやめた方がいいという感覚からスタートするとよい…

人を分析してはいけない

たくさんの人を見ていると、ついつい「Aさんの能力は平均よりちょっと上」といったようにその人の能力や属性の相対的位置を分析してしまいがちです。 本人にとっては自分はたった一人の特別な人間であり、その気持ちを尊重して承認することが良い関係につな…

VUCAのAが肝心

予測不能な社会という言葉は学校の先生もよく使うようになり、かなり浸透したのかなという印象を持っています。 VUCA社会とも呼ばれていますが、その中でもA(ambiguity)の「あいまいさ」に関しては理解がなかなか進んでいないように思います。 あいまいさと…

正論を言うのは感情的になっているから

目にする必要のない情報があまりにも増えすぎて、SNS系を覗く回数をかなり減らしています。FacebookやTwitterのアプリは普段ログアウトしています。 「〇〇だから△△すべきだ」というような正論が出る時は、人はだいたい感情的になっているものだと思っていま…

人以外が売上を生み出す

自分の給与の3倍分働かなければならないということがよく言われますし、従業員一人あたり利益のような指標もあります。 「仕事は人がするもの」という固定観念がありますが、実際のビジネスでは人以外の部分、たとえば仕組みやネームバリューの力によって稼…

起業こそ楽しくやるべき

事業を経営するのはサラリーマンとして働くよりも難しいことで、その分リターンも大きいのだと思われているかもしれません。 起業にはそれだけでリスクがあります。だからこそ、むしろそのリスクに見合った楽しさを感じられなければ面白くないと思います。 …

ま、いいかは重要スキル

能力が高かったり楽しそうにしている人は何が違うのかよくよく観察してみると、小手先のテクニックではなく、ものごとをあいまいに捉えるスキルが高いことに気が付きます。 何か目標を設定したり結果を求めたりする時、いつでもうまくいくとは限りません。能…

学生として求められることのズレを埋めたい

学生時代は静かに着席していることや従順に勉強することが求められる一方で、社会人として求められるものはコミュニケーション能力や経済感覚であったり、基準がバラバラです。 さらに、親や社会の一員としては、学生が大人になる上でいかに幸福に生きていく…

リアル書店のメリット

Amazonの台頭で実店舗を持つ書店はどんどん減少していますが、ネットショップとの違いが浮き彫りになることで、むしろ実店舗の書店はより先鋭化していくことができるのではないかと考えています。 リアル書店のいくつかの強みを挙げてみたいと思います。 セ…

公平さではなく、すべての人に「特別な配慮」を

ある特定の人だけに特別な配慮をすることは、配慮が必要な少数派と、配慮が必要のない多数派に分けているだけのように見えます。 そうではなく、一人ひとりが異なる特別な存在であると考えて、すべての人に特別な配慮をするべきだと考えています。 不公平感…

マルチチャネルも最初の一つから

ブログやTwitter,Youtubeなど複数の経路からアプローチしたいと考えたとき、どれから手を付けたらいいのか悩むところです。 取りこぼしが無いようにどれもほどほどにやりたいという誘惑に駆られますが、まずは一つのチャネルに集中するのがいいと思います。 …

スローダウンするチャンス

世の中はスローダウンの流れの中にありましたが、頭で分かっていてもなかなか実行に移しにくい部分もありました。 今のタイミングは、様々なことをスローダウンさせるチャンスと考えた方がいいのかもしれません。 そもそも日本はあらゆる面でゆるやかに衰退…