やらされてやることを過大評価しない
いまの世の中は形式的なことをこだわりすぎていると感じますし、教育においては特にそう感じます。
たとえば宿題や小テストで管理したり懲罰を与えたりして、形だけ「やっている風」に見えるようなことです。
管理すればやるけど管理しなければやらないことは、評価してもあまり意味がないのではないかと考えています。
なぜなら管理する側がいなくなったらどうなるのかを考えると心配になるからです。指示がなければ全く何もしなくなるのではないかという心配です。
先生が今日死んだら生徒はどうなるのか、親が今日死んだら子どもはどうなるのかを想像しなければならないと思います。
決して極端な考えではありません。予測できない世の中ですから、誰かが正解を与えることがほとんど意味をなさなくなってきています。
もちろん初期のステップとして何かをやらせるということは有効です。
管理してくれる誰かがいなくても、本人が考えたり工夫しながらやっていく力をつけさせることが重要です。