VUCAのAが肝心
予測不能な社会という言葉は学校の先生もよく使うようになり、かなり浸透したのかなという印象を持っています。
VUCA社会とも呼ばれていますが、その中でもA(ambiguity)の「あいまいさ」に関しては理解がなかなか進んでいないように思います。
あいまいさとは、「これが正しい」と言えないということです。
これまでの世の中で答えを出すことに慣れすぎて、答えを出さないという居心地の悪さに耐えられない人がたくさんいます。
あらゆることは数値化すべきだとか、目標を立てて達成するべきだとかいう明確さを求めてしまうのです。
価値観や選択肢がたくさんある状況では、何か一つの正解を設定することは難しくなってきます。そういう意味で、数値化できない、明確に言語化できないあいまいさを受け入れることが必要になってきているのです。
あいまいさをどれだけ理解できるかが、これからの世の中を見るうえで最も重要なのではないかと考えています。