2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今こそSNSを自制する

SNSやメッセージ系のサービスはチェックする回数が少なければ少ないほどよいと考えていて、いま一日にチェックする回数はだいたい3回程度にしています。 非常事態の今こそ、もっとSNSをチェックする回数を厳しく自制したいと思っています。 これは決してネッ…

警戒したうえで落ち着きを保つ

異常事態において、不安な雰囲気を出さなければならない圧力を感じることがあります。これに反発することも逆なですることもなく、軽やかにかわしていきたいものです。 まず、不安な顔をすることと、警戒することは別のこととして切り分けなければならないと…

能力が高い順に選ぶのやめませんか

日本の人口が減っていくというのは誰もが知っていることです。 それにプラスして、人口が減ったから何なのか?減ることは本当に悪いことなのか?というところまで考えておきたいものです。 「入試の点数が高い順に合格」「能力に応じて昇給」といったような…

読解力低下に隠れるもう一つの問題

たびたびニュースで取り上げられる「子どもの読解力が低下している」という主張に対して、ぼくは少し懐疑的な立場です。 視点を変えて、むしろ教育現場で「言葉以外での学習方法」の発展が遅れていると考えることもできます。 普段われわれが使っている自然…

自分の休息時間を予約する

一日に活動できる時間は自分が思うよりもずっと短いような気がします。長期的に持続できるように考えるのであればなおさらです。 5年フルコミットして一生分のお金を稼ぐことを目指すような働き方であれば、寝る時間以外は仕事をするという姿勢も必要かもし…

「できる人の法則」を知っても意味がない

よく「仕事ができる人の特徴〇〇選」「難関大に合格する生徒がやっている勉強法」のような記事のタイトルを見かけます。こういったものは読み物として消化する程度にして、実際に行動に移したり自分と比較する必要はないと思います。 まず、うまくいく人の特…

ケアレスミスをなくすのはもう1科目増やすのと同じ

凡ミス、ケアレスミスは「あと一歩」という感覚を持ちやすいのですが、実はミスをなくすのは結構ヘビーな修行になることが多いです。 ミスが少なく見える人でも、実はスパッとノーミスでできているわけではありません。何パターンかのチェックを経ているから…

どこからが不労所得か

働かずに暮らすことを夢見るのは古今東西問わず存在する人間の姿です。 いわゆる不労所得とは利子や配当など働かずに得る所得のことを指すそうですが、一般的に「不労」と思われている状態でも決して楽ではないと思います。 たとえば株の配当だけで生活でき…

「やってみたら」だけが心の支え

ぼく自身の限られた経験でいうと、「こうした方がいい」という正論には行動を変えるような影響力はなく、「やってみたらいいじゃん」という励ましだけに支えられて行動してきたと感じます。 たとえば独立して塾を始める時も「やめた方がいい」という意見がほ…

映像授業だけでなく「勉強っぽい動画」がやってくる

新しいジャンルとして、映像授業ではなく勉強関連の周辺動画というジャンルが盛り上がっていくような気がしています。 勉強っぽい動画というのは、有名なところでいうと「一緒に勉強する動画」のようなものです。 こういった動画には賛否両論がありますが、…

生徒がどんな工夫をしているか見るのが一番面白い

塾で生徒たちと関わっていて一番うれしいのは、自分で考えたり自立していくようになる姿を見ることです。 成績アップや言われたとおりの合理的な行動をすることなどではありません。 その一方で「自立していく姿を見たい」と生徒に伝えるのはどこか違和感を…

自分が「知らない」を言える環境を作る

正解はそれぞれの人の中にしか存在しないという前提ならば、何かを「知らない」という言葉は自然に出てきます。何かを知っているだけで価値があると考えることは今の時代ではなかなか難しくなってきています。 勉強においても同じで、学習者に対して「知らな…

言われたことをやるだけならゲームをするのと同じ

与えられた宿題や課題をする時間があるのなら、ゲームする時間にあててもさほど違いはないのではないかと思います。 前提として、ゲームから学ぶこともたくさんあると思っています。ゲームから自分なりの課題解決を学ぶこともできますし、語彙や知識を吸収す…

塾こそ雰囲気が重要

他の塾の先生とお話している時に「塾で一番大切にしていることって何ですか?」と聞かれて、「雰囲気ですね」とお答えしたら「えっ?」という反応をいただきました。 ぼく自身の中では自然な考えになっていたのですが、たしかにもっと具体的な成績アップとか…

一番のお祝いは入試当日

受験では合格することが最もおめでたいことだという考えもありますが、入試が終わった当日に思いっきりお祝いしておくのが良いと思っています。 もちろん合格発表の時もおめでたいのですが、入試本番までがんばってきたということが一番お祝いすべきことだか…

挑戦じゃなくて「工夫」をしよう

「夢に挑戦する」といったような表現は、今の時代には少し飛躍しすぎてリアリティを欠いたものになっているかもしれません。 「工夫する」というくらいの表現がちょうどいいのかもしれないと感じています。 挑戦すること自体は重要で、まず試してみてそこか…

広告と押し売りの境目はどこ?

ぼくを含め、広告に対する後ろめたさや消極的な気持ちを持っている人は多いと思います。押し売りしてお金を払ってもらってもしょうがないという考えもあります。 しかし、潜在顧客に届けるためには広告が必要だというアイディアを知って少し考えが変わってき…

自己嫌悪は自分の中で起こるプチ炎上

怒りやイライラ、さらに「なんで自分はこうなのか」という自己嫌悪で気持ちが下がってしまうことがあります。 負の感情という小さな火種が自己嫌悪によって増幅させられるというのは、自分の中でだけ起こる炎上だと考えることもできます。 負の感情が起こる…

IQからEQと言う前に

これからの時代はEQやSQ、AQ、CQが重要だということが徐々に浸透しはじめていて良いことだと思いますが、根本的なところでは古い時代の考えがしぶとく残っていることに気が付きます。 代表的なものは「〇〇が高ければ素晴らしい」という発想です。「ならば」…

結局書くことが一番将来役に立つ

フィンランドの教育では本を読むことと文章を書くということを非常に重視するといわれていますが、たしかに将来仕事をする上でも読みと書きが一番コストパフォーマンスに優れているかもしれないと思います。 学生のうちから職業を考えて、それに合うような学…

装置になれるか

自分の感情にも対人関係においても、刺激に反応するのではなく主体的に決断していくことが重要です。 自分はある種の装置であると考えて態度がブレないようにすることが、精神的負担も少なく自分の主張も適切に表現できるのではないかと考えています。 たと…

子どもは専門家ではなく仲間から学ぶ

知識や社会性が先生から生徒へ、親から子へと伝えられていくと考えるのは少し常識を過信しすぎかもしれません。 学びは上から下へ「与える」「教える」のではなく、自分から「探しに行く」「学ぶ」というモデルで考えたほうが効果が高いのではないかと思いま…

理解しなくても承認することができる

男女の違い、世代の違いを理解しようと努力して、かえって不自然な態度になってしまうことがあります。もっと自然に、別に理解できなくてもいいという気持ちでいた方が心が軽くなるのではないかと思っています。 相手の立場に立って理解することがすべてだと…

「ゆるさ」は基準を下げることだという誤解

肯定的な意味でゆるいという方もいれば、否定的な意味で語る方もいらっしゃいます。否定的な意見の中には、ゆるくやるということが単に基準を「下げた」と勘違いされる方がいますが、これは全く誤解です。 正確には基準を「増やした」ということなんです。条…