どこからが不労所得か

働かずに暮らすことを夢見るのは古今東西問わず存在する人間の姿です。

いわゆる不労所得とは利子や配当など働かずに得る所得のことを指すそうですが、一般的に「不労」と思われている状態でも決して楽ではないと思います。

たとえば株の配当だけで生活できる人が、本当に何もせずに生きていけるでしょうか。おそらく「自分の存在意義とは何か」「生きている意味はあるか」という考えに振り回されるのではないかと思います。誰からも必要とされないことや社会とのつながりが無いことに耐えられる人はほとんどいないはずです。

生きていけるだけの収入と衣食住があるのに、そのようなことで悩んでいるのであれば、もはや立派な労働と言えるのではないでしょうか。

反対に、一般的には労働といわれる活動でも、本人にとって自動化された活動で収入を得ているのであれば不労所得と見ることもできます。

完全に活動をしないのではなく、どんな働き方であっても自分の中で仕組み化された行動パターンで働く方がラクなのかもしれません。