2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
中学校のたった一回の定期テストの点数が悪かったということが、人間としての価値が無いということにつながるでしょうか。 そんなわけはありません。しかし、特に男子にとっては「成績が悪い」と言われることは人格そのものを否定されることとほとんど同じよ…
生徒たちがよく言う「何で勉強しなきゃいけないの?」という問いに対しては、大人もはっきりとした答えを持っていないどころか、大人自身も悩んでいるのではないかと思います。 もっともらしい答えは「将来就職する時に有利」「子供は学校に行って勉強するの…
ちまたには集客に関するセミナーや情報商材があふれています。それらはたいてい利益最大化が幸福につながるという前提での議論が多いです。 そういったものではなく、サービス提供側がやりたいと思うことをやり、顧客も喜んでサービスを受けるという相思相愛…
先生や保護者が、もっと生徒の良いところを評価してもらえたらいいのになと思うことが度々あります。 なぜ評価してあげないのかというと、どうしても近い関係でいると評価がしにくいのかなと考えていました。しかしもしかすると評価をするための枠組みをもっ…
どうやったらやる気を維持できるのか、という悩みを持つ人は多いようです。それに対しては「目的を明確にする」「場所を変える」など様々な解決策が編み出されています。 しかし、モチベーションは持つ必要がないという考え方もできるのではないかと思います…
塾の先生に向いている人がいたとしても「自分は勉強を教えることはできない」と考えて遠慮してしまう人がたくさんいます。塾や学校に限らず、誰もが教育に関わってもらえたらいいと思っているので、こういったハードルを少しでも下げられたらと考えています…
勉強を楽しくする関わり方の第一歩として、正解か不正解かで判断しないという基本姿勢があります。 人生において正解のある問いはありません。それをわかっていても、教育の場面においてはこれまでの慣習で絶対的な正解があるものとして扱われています。勉強…
本当に自分がやりたい教育は何なのかと考えるならば、現行の日本の入試制度や学校制度という概念を取り払ったとしても残るものが本当にやりたいことなのだと思います。 たとえば「何のために勉強するのか」という生徒たちの疑問に対して「就職に有利だから」…
文書を作る時、新規ファイルを作成して文章を書き始めますが、途中でCtrl + Sで保存しながら書き進めます。もしこれをしなかった場合、途中でクラッシュした時に全てが水の泡になりまた一からやり直しになります。 結果だけにこだわるというのは、途中保存を…
結果にこだわるということに対してなんともいえない違和感を覚えていたのですが、うまく言語化できずにいました。 昨日のイチローの引退会見は色々なことを考えさせられるものでしたが、自己評価ではなく結果という外部評価にこだわることが、後悔を生み出す…
フリーランスや事業をはじめたばかりの頃は商品の代金を頂くことに自信がなかったり安売りしてしまったりすることがあります。自分の経験からもよく理解できます。 自信をもって商品を売ることができるように、自分の中でなぜその値段をつけるのかの根拠をよ…
指導要領が新しく変わるということで注目されていますが、実は指導要領だけではさほど大きな影響はないものと思われます。 今まで何十年も教育を変革するために中教審による意見が提出され、それを受けて学習指導要領が作成されてきました。それでも数十年前…
勉強をやりたい気持ちはあるのだけど、いざ勉強をしようと思った時に何から手をつけたらいいのかわからないという生徒は多いです。いわゆる勉強のやり方がわからないという状態です。 うちの塾では生徒に「今日は何をやったらいいと思う?」という問いかけを…
個人的には脱ペーパーテストを目指していますが、ペーパーテストが無意味ということではなく、点数化するという発明にもかつては大きな意義があったと考えています。 ひとつの大きな意義は、勉強に興味がない人も興味を持てるということです。100点満点のい…
ワークを提出期限までにやったり、テストに答えたりするように、決められたことだけやるという勉強法を卒業していくとよりよい学びができると考えています。 枠の決まっている勉強は、答えさえだせばいいという発想に結びつきやすく、浅い学びに陥りがちです…
明確な目標を設定しろとよく言われますが、本当に重要なのか疑問に思うところがあります。未来がどうこうよりも、いまの30秒の中で何ができるかを考える方が有益なのかもしれないと考えています。 未来に目標を設定するというのは、いくらかでも現状を否定す…
一点が合否を分ける入学試験においては周りからのプレッシャーや自分との闘いの中で大きなストレスがかかります。 ストレスを抱えて受験を経験したあと、残るものは一体何なのでしょうか。 それぞれの価値観ですから、ストレスに見合った素晴らしい体験だと…
テストに出題ミスがあったとか、悪問だとかいうテスト制作者への批判はどんなテストにもつきものです。 平成31年度の青森県高校入試においても出題ミスに関するいざこざがありました。 テストの問題は絶対にミスのないものでなければならないとか教育委員会…
予祝とは、前もってお祝いすることでその通りの良い結果を引き寄せるというものです。 たとえば入試で良い結果を出したいと思ったら、入試の前、合格発表の前にあらかじめお祝いをしてしまうということです。おいしいものを食べたり、楽しいことをしたりして…
インターネットや映像授業の発達によって、学校や塾ができることは少なくなってきました。 単純な知識はテクノロジーで解決することができることを考えると、学校や塾に残されたことは何かを体験するということです。 その体験のひとつとして、勉強の方法を…
脱ペーパーテストを目指していますが、ペーパーテストが無意味ということではなく、点数化するという発明にもかつては大きな意義があったと考えています。 ひとつの大きな意義は、勉強に興味がない人も興味を持てるようになったことです。100点満点というゲ…
お金をいくら持っているかではなく、どのようにお金を使えるかで本当の豊かさが決まってくるような気がしています。 安いものよりも高いものを、そして高いものより良いものを買えるようになることが豊かさの基準になるのではないでしょうか。 安いから買う…
〇〇力の差が学力格差につながる、だから何か対策をしなければならないというような話があります。 見落としてはいけないのは、これはペーパーテストができるのが良いことだという前提のもとの議論です。その前提は本当に正しいのでしょうか。 共通認識を得…
勉強は苦しいものでなければならない、という考えからなかなか抜け出せないものです。それと同時に、がんばらないということへの罪悪感を抱えてしまって時には悪い影響をもたらすことさえあります。 叱られたり罰がいやだからがんばるというネガティブな動機…
ペーパーテストで「自分の意見を述べなさい」というような正解のない問いが出題されるようになってくると、今までの常識を持った人から指摘されることがあります。 まず、正解のない問いにどうやって点数をつけるのか?という疑問があります。これに関しては…
いま興味があることは、どうやったら理念に共感してもらえる人を探して社会にインパクトを与えることできるか、ということです。 教育サービスや学習サービスにおいても、塾のフランチャイズのようにシステムや利益で人を集めるのは若干時代に合わなくなって…
やりたいことや夢はさほど重要ではないと考えています。 学校などでも目標設定をさせて、生徒たちが一生懸命にやりたいことを考えてくれていますがどれほど意味のあることかと疑問に思うことがあります。 単にやりたいことと言っても大きく分けて2つくらい…
同じ価値のもの同士を交換するという等価交換の考えが、性質的になじまないことがらにまで適用してしまわないように気をつけなければならないと思っています。 たとえば300円を出してコーヒーを買う時、お金とコーヒーの価値を同じだと考えることには疑問を…
勉強しない生徒に対して、ついつい手出し口出しをしてしまったり、自分が「何かをやらせている感」を味わうために強制や管理をしてしまいがちです。 親や先生が生徒にしてあげらることは、勉強は嫌なものというのを払拭して、勉強イコール楽しいものという結…
無理をしない、がんばらないという考え方がじわじわと浸透してきていると感じます。もしかしたら「がんばる」ということにもそれ相応の資格が必要なのではないかという気がしています。 限界を超えるほどがんばるには、何かを捨てる覚悟が必要です。自分の身…