正解のない問いへの抵抗感

ペーパーテストで「自分の意見を述べなさい」というような正解のない問いが出題されるようになってくると、今までの常識を持った人から指摘されることがあります。

まず、正解のない問いにどうやって点数をつけるのか?という疑問があります。これに関しては点数をつけなくてもいいのだと答えます。つけるとしても4段階とかそのくらいのグレードで問題ないのではないでしょうか。

もう一つは、正解が無いような問題をやること自体の意味がわからないというものです。これに関しては実社会は正解のない問いだらけであり、これからの未来はますます予測不可能な傾向が強まっていくと考えられていることを説明ことになります。

勉強ができても社会に出てからは違うという指摘と、正解のない問いや細かい点数をつけないテストは意味がないという指摘が、しばしば同じ人から発せられます。

この2つはつながっていて、実社会に役立つような勉強をしようとするならば、正解のない問いに取り組んで一点刻みのテストにこだわらないことが重要だということを説得していく必要があります。

生徒側の対応としては、正解のない問いほど自由に書けば点数につながるので、とりあえず挑戦すればいいのでラクだという風に考えてもらえれば良いかと思います。