やりたいことや夢はさほど重要ではないと考えています。
学校などでも目標設定をさせて、生徒たちが一生懸命にやりたいことを考えてくれていますがどれほど意味のあることかと疑問に思うことがあります。
単にやりたいことと言っても大きく分けて2つくらいあると思います。「やりたいけどできない」ことと「やろうと思えばできること」です。
「やりたいけどできないこと」は、たとえば宇宙開発などやりたい気持ちはあるのに物質的に不可能なことです。
「やろうと思えばできること」は、たとえば心理学を学びたいとか英語を学びたいというようなものです。これらはスマホさえあればすぐにでも始められます。
そのような場合はやりたいことではなく、好きで既にやっていることにフォーカスする方が現実的です。そして何が強みなのかは自分からは見えにくく、他の人に見つけてもらった方が良いのではないでしょうか。
やろうと思えばできることを目標に設定していると、将来何をやっても今の自分を否定する姿勢だけが残る可能性があります。
気持ちが足りないとかそういう話ではなく、特にのめり込んでいるわけではないことに対して、進路を絞ってしまうのはもったいないということです。それよりも、今はやりたいと思わなくてもとりあえず何かに挑戦してその中で自分に合うものを見つけていくほうが良いような気がしています。