塾では再現性のある勉強を

インターネットや映像授業の発達によって、学校や塾ができることは少なくなってきました

単純な知識はテクノロジーで解決することができることを考えると、学校や塾に残されたことは何かを体験するということです。

その体験のひとつとして、勉強の方法を学ぶというものがあります。

たとえば、塾にものすごく専門的な知識を持った先生がいて、素晴らしい知識を伝授してくれるとします。もちろんそれは悪いことではありませんし、一見それが先生のあるべき姿のようにも感じられます。しかし生徒は塾や先生がいないとその素晴らしい知識を得ることができません

一方、辞書やインターネットで調べる方法を体験して学んだ生徒は、自宅に帰ってもそれを再現することができます。知識自体ではなく、学ぶ方法を学んだからです。

このように、再現できる勉強を体験することが先生が人力で対応する意義なのではないかと考えています。