今の教育システムが無くなってもその指導法を続けるか

本当に自分がやりたい教育は何なのかと考えるならば、現行の日本の入試制度や学校制度という概念を取り払ったとしても残るものが本当にやりたいことなのだと思います。

たとえば「何のために勉強するのか」という生徒たちの疑問に対して「就職に有利だから」と答えるような場面が見受けられます。これは今のシステムが続いていくという前提での教育で、もしシステムが変わったら何のための教育かわからなくなります。

根本的な教育の理念は生徒たちの人生に役立つ能力を育てるということです。システムがこうだからという理由で教育の範囲を狭めてしまうことはもったいないことだと思います。

将来的に役立つ能力を育てるためにはあまりにも細かすぎる分野の学習や1点刻みのペーパーテストは不要になるかもしれません。

そういった制約がなく、生徒たちの将来のためになるならば何をやってもいいという前提で、どういう教育をしたいかを考えるのが面白いことだと思います。