講師は勉強の司会進行役になる
先生として生徒の勉強を見るというのは、誰しも尻込みするものです。もし自分が教えられないことにぶつかったらどうしよう、という不安があって当然です。
少し視点を変えて、先生は「勉強の司会進行役」だととらえてみましょう。
生徒を中心に考えるなら、先生が質問に答えられないとしても全く問題はありません。
なぜなら学ぶ方法は一つではないからです。教科書を読む、参考書を読む、ネットで調べる、ひたすら暗記するなどたくさんの学び方がありますし、それらを使い分けられるようになることこそ、生徒の将来に役立つ学力です。
先生から教えてもらう、というたった一つの学び方にこだわる必要はありません。受け身の勉強法に偏ることでの弊害もあります。
「これが正しい」と言えることよりも「どう学んだらいいと思うか」を問いかける能力が求められます。
先生としては、
- 「どう解決したらいいと思う?」と問いかけ、
- 生徒が何かアイディアを出したら承認してあげて、
- もし何も浮かばない時は選択肢を提示してあげる
ということが重要な役割です。