講師は勉強の司会進行役になる

先生として生徒の勉強を見るというのは、誰しも尻込みするものです。もし自分が教えられないことにぶつかったらどうしよう、という不安があって当然です。

少し視点を変えて、先生は「勉強の司会進行役」だととらえてみましょう。

生徒を中心に考えるなら、先生が質問に答えられないとしても全く問題はありません

なぜなら学ぶ方法は一つではないからです。教科書を読む、参考書を読む、ネットで調べる、ひたすら暗記するなどたくさんの学び方がありますし、それらを使い分けられるようになることこそ、生徒の将来に役立つ学力です。

先生から教えてもらう、というたった一つの学び方にこだわる必要はありません。受け身の勉強法に偏ることでの弊害もあります。

「これが正しい」と言えることよりも「どう学んだらいいと思うか」を問いかける能力が求められます。

先生としては、

  1. 「どう解決したらいいと思う?」と問いかけ、
  2. 生徒が何かアイディアを出したら承認してあげて、
  3. もし何も浮かばない時は選択肢を提示してあげる

ということが重要な役割です。