根拠に基づいた現状否定

自己肯定感や現状肯定が重要だと思います。その一方で、しっかりとした根拠に基づいた現状否定やイノベーションも必要なのではないかと思うことがあります。

格差だけが広がる

特に悪い環境において、自己肯定感の高い人と低い人の間で格差がどんどん広がっていきます

現状が仮に悪いものだとしても、現状肯定できる能力の高い人は与えられた状況の中で何かを感じ取って自分の能力を高めることができます。

たとえば今の受験制度はペーパーテストの暗記に偏った悪いものだとします。能力の高い人はペーパーテストが全てではないと受け流しつつ、一つの手段としてテストを攻略する方法を考えて実行していきます。

システム自体を否定するのではなく、悪い状況でもましな方向に修正することができます。

しかし自己肯定感が低かったり現状否定的な人はふてくされて逃避し、本来できることまで放棄してしまいます

このようにしてますます格差が広がっていくのではないかという懸念があります。

根拠に基づいたゲームチェンジ

これに対しては専門的知見や科学的な根拠に基づいたイノベーションによって、環境やシステムを変えていくことが有効です。

酸っぱいブドウの安易な改革にならないように十分に気をつけながらも、時には現状否定によってよりよい方向に向かっていくことが可能だと考えています。