等価交換という価値観

同じ価値のもの同士を交換するという等価交換の考えが、性質的になじまないことがらにまで適用してしまわないように気をつけなければならないと思っています。

たとえば300円を出してコーヒーを買う時、お金とコーヒーの価値を同じだと考えることには疑問を感じたほうがいいかもしれない、という話です。

つまり、300円のコーヒーなら300円以上の価値があるはずです。自分が300円もらったとしても、今このタイミングでこのクオリティのコーヒーは作ることができないのですから、300円で買うものは300円以上の価値があり、お金を失っているのではなく買い物をするたびに価値は増幅されていると考える方が良いのではないでしょうか。

努力と成果に関しても同じです。これくらいの努力をしたらこれくらい成果が出るかなどと考えるのはあまりしっくりこないものです。

経済的なこともその他の活動も等価交換ではなく、もっと曖昧な感覚でいいのではないかと思います。