ストレスフルな受験のあとに残るもの

一点が合否を分ける入学試験においては周りからのプレッシャーや自分との闘いの中で大きなストレスがかかります。

ストレスを抱えて受験を経験したあと、残るものは一体何なのでしょうか。

それぞれの価値観ですから、ストレスに見合った素晴らしい体験だと考える人もいれば、がんばったのに割に合わない結果だという意見もあって良いと思います。

大人はどうしても生徒にがんばらせたいという気持ちがあります。がんばらせてストレスをかけることに偏りがちだと思うので、私個人としてはがんばらないという姿勢も強調していきたいと考えています。

私自身としても、大変な思いをして受験した結果、どう成長できたのかといわれるとかなり疑問が残ります。

特に外部からプレッシャーをかけることは必要ないと考えています。黙って見守っていても自分との戦いや自問自答の中でプレッシャーはかかりますし、外からのプレッシャーは他人事になってしまい、言い訳を助長することにしかならないからです。