自己嫌悪は自分の中で起こるプチ炎上

怒りやイライラ、さらに「なんで自分はこうなのか」という自己嫌悪で気持ちが下がってしまうことがあります。

負の感情という小さな火種が自己嫌悪によって増幅させられるというのは、自分の中でだけ起こる炎上だと考えることもできます。

負の感情が起こること自体は自然なことですが、炎上を阻止することはできます。自我のとらえ方をちょっと変えてみるという方法があります。

そもそも自己嫌悪は理想と現実のギャップから生まれます。極端にいうと「こんなにすばらしい人間である自分が、なぜ負の感情を持ってしまったのだろうか」という発想ですね。

自分という存在をあまりにも特別視しているということです。そこで、自分も他人の一種と考えて、他人の姿として見るとどう感じるでしょうか。もし他の人が何かに対してイライラしていたとしても「そんなこともあるよね」という程度のある意味では冷静な判断ができます。

自分という存在にのめりこまず自分も他の人と変わらない人間の一人だと考えると、負の感情が発生してもある程度許すことができるようになります。

そもそも怒りやイライラは、敵が出現したら攻撃態勢に入るという動物的な本能で、人間である以上消すことは難しいようです。ただし、それ以上に燃え広がらないようにコントロールすることはできるのではないでしょうか。