「勉強して何になる」時代がもう一度来る

つい最近まで、地方では大学進学したり偏差値の高い高校に入ることに否定的な考えを持つ人が多かったものです。

今はほとんどの家庭が大学進学を視野に入れるようになりました。勉強をすることに前向きになっている人が非常に増えたと思います。

しかし、5〜10年後かもっと先かはわかりませんが、もう一度「勉強して何になる」という時代がやってくると思います。

これは今の勉強が生きていく上で必要な能力を身につけることとズレが生じているということや、ペーパーテストが研究され尽くされて小手先のテクニックに頼った受験勉強が横行していることが要因になっているのではないかと思います。

時代の背景としても、予測不可能なVUCA社会であること、学歴や収入があっても幸福度が高まるかどうかわからないといった要素があります。

「勉強して何になる」というのが必ずしもネガティブなものではなく、時代に合ったもっと可能性を広げる方向に向かっていけばいいなと思っています。