あいまいな学力

今までの勉強観とこれからの新しい勉強観の違いを一つ挙げるとしたら、今よりももっとあいまいで良いということです。

これまでの勉強では、テストの点数が目に見える結果であり最も評価すべきものだと価値観があります。それに加えて、テストの点数というものは内容的には何もわからない人が数字の基準を定めていることも多いです。

ピアノ教室ではピアノを弾くために行きます。同じように学校や学習塾は勉強をする場所であるべきで、成績を上げたり点数を稼ぐことが目的とするのは少し本質からずれているのではないでしょうか。

それに対して、勉強をしっかりやっていればそれで問題ないという価値観を取り戻していく必要があるかもしれません。ピアノ教室や英会話教室のように、数値化しなくても十分有意義な活動をすることはできるのです。

VUCA社会と言われるように、突発的で不確実で複雑で曖昧な世の中になっていきます。それを反映させるように勉強に対する基準はあいまいになっていくのではないかと思います。