公平さではなく、すべての人に「特別な配慮」を

ある特定の人だけに特別な配慮をすることは、配慮が必要な少数派と、配慮が必要のない多数派に分けているだけのように見えます。

そうではなく、一人ひとりが異なる特別な存在であると考えて、すべての人に特別な配慮をするべきだと考えています。

不公平感は、過去には同じ扱いだったものが急に違う扱いをされることから起こります。

いつもそれぞれが特別な、一人ひとり違う対応であった場合に不満は起こりにくいのだと考えています。

みんなが同じという関わり方は、極端にいうと工業的な関わり方であって、人を物体のように扱うことで効率を上げようという思想です。

これは必ずしも悪いことではなく、工場での流れ作業のような状況では効果を発揮するものです。

その一方で、いまの世の中を見てみるとあまりフィットしないのではないかと思います。

日本でも様々なルーツをもつ方が増え、障害のある方やその他の違いを持った人々が参加できる社会へと向かっています。

見た目や宗教の違いを当たり前のこととして受け入れ、すべての人に特別な配慮の心を持った関わりができたらいいのではないかと考えています。