AIに仕事を奪われることは心配しなくていい

AIやコンピュータに仕事を奪われることは本当に脅威なのかと疑問を感じています。センセーショナルに取り上げてられているだけではないでしょうか。

AIが仕事を取って代わるということは色々な場面であるでしょうが、さほど気にするほどのことではないと楽観視しています。

かつてOA化、IT化という言葉が流行して人間の仕事が減ったという話がありますが、今の新卒がそんなことを意識することがあるでしょうか。若い人は若い人なりに現状を見ながら工夫するだけで、OA化やIT化以前の世界など想像することすらないのです。

たとえばかつては表を作るにしても手書きで作成していましたが、今の若者が「表の線を定規で引く仕事はIT化されているからどうしよう」などと想像することすらないはずです。せいぜい「Excel使えるようにならなきゃ」と思うだけです。

AIやコンピュータの発達も同じような状況になるのではないかと思います。

一方でAIやコンピュータによって人間の尊厳を失うという脅威はあります。自己肯定感を失うということです。

たとえばAIがペーパーテストで満点を取ることができるとしたら、人間である私たちがテストのために勉強する意味は薄まってきます。

言葉であろうが感情であろうがコンピュータがインプットできることであれば、どんなことでもいずれコンピュータが上回っていくと予想されます。

人間にしかできないことは無いのではないか、自分は全く価値のない存在なのではないかという不安にどう対処していけばいいのかということは、深刻な、誇張していえば生命に関わる大きな問題ではないでしょうか。