情報の取捨選択より重要なこと

現代は情報過多で、その中から取捨選択をすることが重要だと言われています。学校の情報の教科書にもそのような記述があります。

一方で、選択するたびに意志の力を使うことになり情報のシャワーを浴びるたびに注意散漫になっていくような気もします。

選択することよりも、そもそも情報を受信しないような工夫をする必要があるのではないでしょうか。本当に受信すべき情報はごくわずかで、優先順位の低い情報が多すぎると思われます。

たとえば自然災害のニュースは人の命にかかわるので一見重要そうに思えます。しかしニュースになること以外にも毎日誰かが自殺していますし、外国も含めれば毎日命が奪われています。心が痛むことですが、自分ができることの範囲は限られていて、その狭い範囲でなんとか行動を起こすしかありません。

受信しようとしなくても必要な情報は人伝てに耳に入ってくるので、自分から受信する情報はできるだけ減らすことこそ主体的な情報の取り入れ方だと考えています。