経営も教育も無限の成長はない
どこまでも成長を目指すというモデルに限界が見え始めてきています。
経済においては世界一貧しい大統領ホセ・ムヒカやタイにおける「足るを知る経済」が注目を集めています。
経営においても売上を高め経費を削減して利益最大化するという発想は少しずつ時代に取り残されてきているような感じがしています。そういったことよりも、商品力を高めて経営側も働く側も幸福に生きられることを目指すのが時代の流れのように見受けられます。
教育に関しても同じです。人間の成長は無限ではありません。成長して何かができるようになることは重要ですが、ある程度のところで納得感を得ることはもっと重要です。「まだまだ成長できるはず」という欲望は時に暴走して、どれだけ努力しても満足できない人間を作り出します。
無限の成長ではなく、自分が納得できる成長の度合いを自己評価できるようになることが重要なのだと思います。言い換えるとありのままの自分を認める自己肯定感ということもできるかもしれません。