成長願望と自己肯定は二つでワンセット

成長を目指すことは無条件で良いことだという固定観念とともに、成長したくてもできない自分にもがく人が多いように見受けられます。

その原因の一つには、成長にばかり目がいってしまって自分の現状を受け入れる自己肯定感が低いからではないかと考えています。成長したいという願望がものすごく強くても、自己肯定感が低いとバランスを崩してしまいます

栄養不足も栄養の摂りすぎも良くないのと同じように、成長願望と自己肯定感のバランスを取る必要があるのではないかと思います。

成長願望/自己肯定感のように、比率で表すことができるかもしれません。

この比率が1に近づくのが理想です。

たとえば成長願望100に対して自己肯定感が5だとしたら、100/5 = 20 となり、1からはほど遠いバランスの悪い数字になっています。これは成功したいけれども、もし失敗したら自分は価値がないと考えているような、精神的にはかなり苦しい状態です。

もし自己肯定感が100であれば、100/100 = 1 であり、良い比率です。これは成長のために何かに挑戦したいという意欲があり、かつ失敗しても人生が終わるわけでもないし何とかなるだろうというような考えで、健全な成長が予想されます。

何事も数字が大きければ良いのではなく、バランスや比率が整っていることの方が重要なのではないでしょうか。