わからせるのではなく伝えるだけ

少し考えるところがあり、勉強を見ている中で「わかった?」という言葉遣いをしないように気をつけています。そのかわりに「どれくらい伝わった?」という言葉を使います。

相手とはあくまでも他人であって、相手の脳内にダイレクトに働きかけてわからせるということは不可能です。自分からできるのはできるだけ伝わりやすく伝えることだけで、どう解釈するかは相手に委ねられています。

知識は一方向ではなく、お互いが共通認識している部分です。こちらが100伝えて、相手が10理解してもらえれば良い方なのではないでしょうか。100か0ではなく、程度の問題で多かったり少なかったりするというのも大切な捉え方だと思っています。

相手にわからせることはできないからこそ、どうやって伝えたらいいかという工夫し続けることが必要だという戒めを込めて、自分はあくまでも伝えることしかできないというような言葉遣いをしています。