甘やかすとは主張しないこと
否定しないということと、甘やかすことは違うと以前書きました。
子どもへの接し方がわからず甘やかしてしまうことは、自分の主張ができないことが原因ではないかと思っています。
たとえば小学生の生徒などは「〜をちょうだい」とか「〜してよ」という風に、大人と違って遠慮なく自分の考えたことや欲求を主張してきます。
これに対しては、大人の方もしっかり主張をすれば良いのです。「〜だからしたくない」「何分待って欲しい」というように自分の気持ちを包み隠さず表現するだけで十分です。
正論ではなく、自分の主張を素直に伝えれば良いのです。
自分の主張をすることを普段から怠けている大人は、主張するテクニックが身についていません。そのため子どもを甘やかす結果になるのです。
大人相手でも、日頃から自分の主張をいかに健全な言い方で伝えることができるかが、大切なコミュニケーション能力の一つではないでしょうか。