子どもは大人のミニチュアなのか

いま読んでいる本に、赤ちゃんは大人の持っていない能力を持っているという内容が書いてありました。

一般的な常識では子どもは未熟な大人であり、大人という完全体になる途中だと考えるのではなく、ほとんど別の属性の人間と考えることもできるかもしれません。

花でいうと、タンポポはバラを目指して進化しているわけではありません。値段がつくからバラの方が優れているということはなく、それぞれの良さがあります。

人種や性別の多様性を尊重することが重要なのと同じように、大人と子どもどちらが優れているということではなく子どもを尊敬しながら関わっていくと良いのではないでしょうか。

子どもを思い通りにコントロールしようという欲求を捨てて見守ることはなかなか難しいものです。子どもは大人のミニチュアではなく別の特性をもった個人という視点をもって関わることで、落ち着いて見守ることができるかもしれません。