幸福とは何も感じないこと
幸せの基準を満たしているか満たしていないかではなく、その基準の存在を忘れて意識しない状態が幸福なのではないかと思っています。
三島由紀夫の戯曲、『夜の向日葵』の中にこのような言葉があります。
幸福って、何も感じないことなのよ。
幸福って、もっと鈍感なものなのよ。
ものすごく納得しました。
たとえば高い収入を追い求める人がいますが、高くなればもっと高くなりたくなってキリがないでしょうし、今の自分が不当に貧しいと思っている人はどれだけ収入があっても貧しいと思い続けるのではないかと思います。
実際にはお金がたくさんあることではなく、お金について意識せず何も感じない状態こそ幸福なのではないかと思います。足りないのも良くないですが、たくさんあると感じる状態も良くないのです。
無条件で現状を肯定することこそが幸福であり、どんな人にでもすぐにできることなのではないでしょうか。