先生は見ることをベースに
これまでは教えることが先生の仕事だと思われがちでした。レクチャーをして、問題演習をさせて、数値化されたものを先生が見るという順番になっていることが多いようです。
生徒主体の学習においては先生は見ることを全てのスタートにすれば良いのではないかと考えています。
生徒が中心となって学習を進めていくので、生徒のアクションからスタートします。先生は生徒を見ることからはじまり、見たことを解釈し、それに対してどういうアクションをするのかを考えるのが先生の仕事になります。
これらは数字などの客観的なデータではなく、主観的なものです。たった1時間で評価を出すペーパーテストではなく、主観的であるからこそ手間と専門家としての力量が問われることになります。
教育で重要なのは数字ではなく人を見るということだという当たり前のことを実践していくためにも、先生の仕事は見ることからはじめると良いのではないかと思います。