社会的課題を解決するにも経営感覚は必要

貧困など社会的課題に向き合う活動をされている団体も、活動していく上でうまくいかずに悩んでいるというお話を聞く機会がありました。

たとえばこども食堂を運営していても、そういった場所に行くのは貧しい家の子どもだというレッテルを貼られたりいじめの対象になったりするということで、本来届くべき相手に届かないという悩みをお聞きしました。

ビジネスではなく社会貢献的な活動をどういうマインドで運営していくのが良いのだろうかと考えるきっかけになりました。

社会的意義があるからみんなが理解してくれるということではなく、実際に利用してもらえるかを実験することも含めての活動をする必要があるのかもしれないと感じました。

リーンスタートアップにおいて、実験や検証も含めて商品であるという考えがありますが、社会活動であっても仮説段階の「こうやったら絶対いいよね」と思うものは実際には利用者に求められていないかもしれないという疑問を持ちながら、実験と検証の短期間のサイクルを積み重ねていく方法が良いのではないかと考えました。

感覚ではなく科学的に進めていく必要があり、そこに難しさがあるのではないかと思いました。