テストやマルバツは氷山の一角

受験制度や学歴社会に依存しない、将来に役立つような学びを理解するためには一旦テストやマルバツだけに頼るのを辞めてみるのが良いと思います。テストの成績に加えて、そもそも問題のマルバツだけで判断することすら手放してみるのが良いと考えています。

勉強の中でのテストやマルバツはあくまでも表に出てくる氷山の一角で、もっとたくさんの素晴らしい学びの活動があります。表面に出てこないものをよく見て評価したりフィードバックすることが重要です。

たとえば同じようにテストで80点を取っている生徒が2人いて、1人は努力なしにその点数をとりましたが、もう1人は自分でわからないところを調べて勉強したとします。この2人はそれぞれ別のフィードバックを受けるべきです。

いわゆる先生と呼ばれる専門家たちは、誰が見ても同じようなテストの数字やマルバツではなく裏に隠されたものを見抜く力が必要です。

もしテストやマルバツというツールを使ってはいけないといわれたら、どうやって生徒を評価したり励ますのか、一度考えてみるのも面白いと思います。

表面化していないものをどれだけ観察できてどのように生徒にフィードバックを与えられるかが先生の価値なのではないでしょうか。