ルールが無いのが一番カッコいい

悪いことが起こったらルールを作る、もしくは悪いことを防ぐためにルールを作るということが日常生活でも当たり前のように行われています。

ルールを作ること自体に違和感を覚えないことも多いと思いますが、実はルールが無い状態の方が近代的でカッコいいことなのではないかと考えています。

たとえば窃盗罪があるから抑止効果で犯罪が起こらないという状態よりも、何の法律も罰則もないのに誰も窃盗をしない状態の方が良いのではないでしょうか。

ルールが無ければ混沌した状態になるのではないかという意見もありますが、日本人においてはそうとも限らないのではないかと思います。日本人のマナーの良さは外国人に驚かれるほどです。ペナルティがあるわけでもないのに列を乱さずに並び、駐車場には整列して車を停めます。

そして江戸時代には法による支配という考えは薄かったにもかかわらず、人々が支え合いながら生きていたと思われます。ルールが必ずしも重要ではないことを示しているのではないでしょうか。

一般的にはルールや法を作るのは支配者がいかに効率よく支配してコントロールするかという視点に立っているものです。一方で一般の個人としては、効率は悪いかもしれませんが、面と向かって対話しお互いの納得できる点を一つ一つ確認していくことの方が安心感のある生き方なのです。

ルールの代わりに対話をするべきで、ルールがあること自体がちょっとカッコよくないことだと考えてみるのはどうでしょうか。