「学校に行くのは社会性をつけるため」に断固反対する理由

ホームスクーリングやアンスクーリングなど、学校に行かないという選択肢が広がってきています。学校に行かないという話をするとよく「それでは社会性が身につかない」という意見が出るのですが、それに対しての反論は以下のようなものです。

  1. 長時間拘束してまでやるべきか
  2. 学校を卒業しているのに社会性がない人はなぜ
  3. そもそも勉強を無駄な時間にしていいのか

まず1つ目は、社会性をつけるためにあれほど長時間拘束する意味はあるのかということです。学校が8:00〜16:00までだとして8時間、しかも授業時間がほとんどなので社会性を身につけるような時間は休み時間と部活の時間くらいのものです。社会性を身につけることが重要なのであれば、より効率的なプログラムがあるのではないでしょうか。

2つ目は、世の中には社会性が無い大人がたくさんいますが、彼らは学校を無事卒業しているのに社会性が身についていないのはなぜでしょうか。もともと全く社会性がない人が学校に行ったおかげで少しはマシになっているのか、その辺りが定かではありません。感覚的には学生の時から社会性の無い人がいましたし、その人が大人になってもそのままのような気がします。

3つ目は、そもそも学校でほとんどの時間を占める勉強が重要でないのならば、それは大問題ではないかということです。一番多くの時間を割いているにも関わらず、一番の目的にならないのであれば、まずはそこを修正する必要があるのではないでしょうか。

以上の理由で、学校は社会性を身につけるためにも行くべきだという主張には反論したいと思います。