心の苦痛を体の苦痛で押し出す

考えすぎたて頭が混乱したりストレスが溜まって心が苦しい時は、その苦しさを肉体に置き換えることで解決することがあります。

たとえばスポーツをして息が切れたり力を使って適度な苦しさがあると、肉体の苦しみにフォーカスすることになります。今この時に集中するので、心の中にあった悩みや色々な考えごとをする余地がなくなって頭がスッキリします。

同じように頭の中の余計なものを排除する行為として瞑想がありますが、ブッダは坐ってする瞑想よりも、歩きながらの瞑想の方が多かったと言われています。おそらく体を使っている時の方が思考を鎮めやすいのではないでしょうか。

心の苦しみは人間に備わっている本能的な部分ですが、現代社会においては害が非常に大きいものです。想像する不安は実現しないという話もありますので、ストレスはなんとかして解消するべきです。

心の苦しさは体の苦しさに変換することができるという考えでストレスに対処するのもいいのかもしれません。