向上心のペーシング

ペーシングという考え方は、話すスピードや声の大きさを相手に合わせるというだけに留まらず色々な部分に拡張して考えていくことができます。

様々な相手とうまくチームワークを発揮していくには、向上心をペーシングできると非常にうまくいくと考えています。

仕事でも勉強でも人によってどのくらいのレベルまで達成するかを想定しているかは異なります。いわゆる温度差というものと言うことができるかもしれません。

たとえば事業主は人生全てをかけて仕事をしていますが、従業員は自分の生活を安定させるため仕事をしています。事業主からするとなぜ従業員が「真剣に」仕事に向き合わないのかイライラするというようなことがありますが、何を「真剣」というかは人によって温度差があるということです。

勉強においても同じです。先生側がどこまで向上するべきかを設定することによって生徒が苦しくなることもあります。ゴールを先生が設定しがちだが、ゴール設定まで生徒に任せても良いのではないかと思います。